
函館近郊である北杜市の上磯ダム公園キャンプ場は、景色・利便性・快適さをバランス良く楽しめる無料キャンプ場。
ダム湖沿いの開放感あるロケーションと、豊富なサイトレイアウトが魅力。予約・受付不要ながら設備も整っていて、車中泊やフェリー旅の前後泊にも使いやすい。
実際に利用して感じた魅力や注意点、設備や周辺施設まで詳しく紹介していく。
上磯ダム公園キャンプ場とは?


上磯ダム公園キャンプ場は、北海道北斗市にある無料キャンプ場。函館中心部やフェリーターミナルからも近く、観光や車旅の拠点として人気が高い。
予約・受付不要で利用でき、芝生サイトや林間、ダム湖沿いなど設営場所の自由度も高め。
無料ながらWi-Fiや温水便座付きトイレなど設備も充実していて、車中泊やセミオートスタイルとも相性が良い。
| 名称 | 上磯ダム公園キャンプ場 |
| 住所 | 〒049-0100 北海道北斗市戸切地21 |
| 標高 | 76m |
| 車乗り入れ | 不可 |
| 予約 | 不要 |
| 受付 | 不要 |
| 期間 | 4月中旬〜10月末 |
| 電話番号 | 0138-73-7648 |
| URL | https://www.city.hokuto.hokkaido.jp/docs/2425.html#kamidamu |
上磯ダム公園キャンプ場の魅力
上磯ダム公園キャンプ場の魅力をここでは解説する。実際に利用した立場から、良いと思ったポイントをまとめてみた。
雰囲気の異なる多彩なサイトレイアウト

ここは上磯ダム沿いの公園の一部を、キャンプ場として整備されている。
基本的には管理棟前にある、芝生のフリーサイトがメインのキャンプ指定地だが、駐車場の一部で横付けやダム湖沿いにも設営可能な場所がある。

キャンプ場の入口から入ってすぐ右手、L字型の芝生エリアが特等席。ここはダム湖沿いギリギリに設営できるので、開放的な景色が広がる。
砂利の駐車場が隣接していて、荷物の運搬も比較的しやすい。スペースが限られているので、グループの先行者がいると利用しにくい雰囲気がある。
ちなみに目の前に流れ込みがあるので、静けさ重視の人には向かない。音が気にならないようなら、プライベート感もあるし人気の場所。

地面が砂利の駐車場が合計二ヶ所あり、端が芝生になってる部分が結構ある。ここにタープやテントを設営し、オートキャンプを楽しむ人も多い。
後述する一部の禁止エリア以外は、設営は割と自由がきく印象。
芝生サイト・林間・ダム湖沿い・駐車場横など、エリアごとに雰囲気が大きく変わるのも、このキャンプ場の面白さ。
駐車場隣接でセミオート、車中泊にも

我が家は管理棟前に隣接した駐車場で、セミオートスタイルで設営。妻と子供は車中泊をして、ぼくだけ隣でテント泊した。
このキャンプ場は、合計で三ヶ所駐車場がある。未舗装の砂利の場所も平坦なので、どこを選んでも車中泊はすごくしやすい。
函館近く好立地、上陸前後の拠点に最適

上磯ダム公園キャンプ場は、函館港まで30分ほどの距離。買い出しなどの利便性が良いだけでなく、道外からの船旅にもとても相性が良い。
特に子連れだと準備がもたついたり、予定通り進まないことも多い。前泊地がフェリーターミナルに近いと、乗船前にゆとりが持ちやすい。
道南の無料キャンプ場の中でも、ここが最も函館の中心地に近い。観光拠点やフェリー乗船を絡めるなら、一番おすすめできる場所だ。
上磯ダム公園キャンプ場の注意点
上磯ダム公園キャンプ場の注意点をまとめてます。個人的に気になるポイントは深掘りしているので、利用時に参考にしてほしい。
- ごみは各自持ち帰り
- 車両乗り入れ禁止
- 直火、背の低い焚き火台禁止
- 発電機の使用、カラオケ禁止
- 長時間のアイドリング禁止
- 散策路周辺の設営、BBQ禁止
- 場内では常にリードを装着
- 無駄吠えの禁止
- 排泄物の持ち帰り徹底
- ブラッシングの禁止
ペットは禁止されていないが、別途細かいルール設定がある。
携帯の電波が弱い、Wi-Fi活用必須

ここは極端に僻地ではないのに、なぜか携帯の電波が届きにくい。ぼくはdocomoなんだけど、かろうじて電波が1本立つ程度で、場所によっては圏外だった。
ただ北斗市では災害時を想定して、一部の施設で無料Wi-Fiが導入されている。ありがたいことに、ここも対象施設で管理棟付近で利用可能。
管理棟から離れるとWi-Fiの電波も届かないので、設営場所を選ぶときは携帯の電波状況、Wi-Fiの届く範囲かを併せて確認しておくと良い。
騒音注意、長時間のアイドリング禁止

管理棟のある駐車場には、夜の騒音注意の掲示物もあった。主に車両の長時間のアイドリングについて書かれている。
ここは大型のバンコンやキャンピングカーもよく泊まってる。車旅でもかなり人気が高いので、夜間エンジンつけっぱなしも多いのだろう。
基本的に道の駅でもキャンプ場でも、長時間アイドリングは御法度。気温が高い季節は、エアコンに頼らない暑さ対策が必須だ。
散策路周辺はテント設営、BBQ禁止

管理棟がある駐車場脇から、サイトへ繋がる散策路がある。この散策路や入口付近には、テント設営やバーベキューは禁止されているので気をつけよう。

この掲示物があまり目立たない位置にあるので、つい見落としてしまいがち。
朝、管理人さんが来たので確認してみたら、車の通行の妨げになるような位置でなければ、基本的には問題ないとのこと。
ぼくがセミオートで設営した位置は、この入口付近だったんだよね。もしかしたらダメだったかも…と、ちょっと心配になった。
その他、いくつか個別の注意事項の看板を見かけた。

園内では直火禁止なので、焚き火台を必ず利用しよう。意外と見落としがちなのが、焚き火台の地面からの高さ。
親切にも細かく記載してくれているが、背の低いタイプの使用は控えよう。物理的に地面から近い焚き火台の場合、土壌や微生物への影響は免れない。
ぼくはロゴスの焚き火台シートを長年愛用している。ベルモントTABiをよく組み合わせているが、ロータイプなので芝生の上では使わないようにしている。
地面を保護するために、こうした耐熱シートも組み合わせよう。今後も美しい芝生が守られるように、環境に配慮された道具を選びたい。

北海道の無料キャンプ場ではよく見かける、熊出没注意の看板。管理人さん曰く、周辺の山にはいるらしいが、キャンプ場付近はめったに出ないらしい。
とはいえ、残飯やごみが場内に残っていると、熊が近づく可能性はある。年々、北海道全域で熊が人里に降りてくることが問題になっている。
キャンプ場付近で熊の痕跡が見つかると、その年は閉鎖される可能性が高い。安心して長く利用できるよう、食材の管理やごみの持ち帰りは徹底しよう。
上磯ダム公園キャンプ場の設備
上磯ダム公園キャンプ場の設備(サイト・炊事場・トイレ・駐車場など)を中心に、写真付きで細かく解説してます。
サイト|最大200張、木陰の多い芝広場

管理棟前の駐車場前から、メインとなる芝生のフリーサイトが広がる。周囲は背の高い木々で囲まれていて、朝夕の時間帯は木陰になりやすい。
少し傾斜している場所もあるが、ほとんど気にならないレベル。奥に行くほどプライベート感は増すが、利便性は劣るのでそこはお好みで。
後に紹介する林間サイトを含めると、最大で200張りほど設営出来るそう。ハイシーズンだと駐車場の数が足りなくなりそう。

駐車場そばの斜面を少し下った先に、テーブルとベンチが設置されている。ソロテントだとこのすぐそばに設営する人もいるみたい。
駐車場で車中泊をして、軽い調理をここで済ますのもアリ。僕は早朝にコーヒーを淹れたり、スープを飲む湯をここで沸かした。

炊事棟の周辺には林間サイトがあり、スペースが限られてるのでソロ向け。ここは日中もほぼ日陰なので、暑い季節でも快適に過ごせそう。

すぐ近くにはU字溝を使ったかまども設置されている。やや深いので煉瓦を積んで、火床の高さを調整しながらうまく使いたい。


芝生のフリーサイトのそばには、子供向けの遊具もある。ただ滑り台は故障していたし、本格的に遊ぶには少し物足りない印象。

さらに奥に行くと広い多目的広場もある。ファミリーで小さな子供連れなら、ボールなど持ち込みで遊んでもいいかもしれない。
駐車場|合計三ヶ所、管理棟前のみ舗装

上磯ダム自体がかなり広大なので、キャンプ場周辺に駐車場は合計で三ヶ所ある。

ここが管理棟目の前にある舗装された駐車場。ここは各設備に最も近く、芝生フリートサイトに設営するなら、ここに停めるのが間違いない。

すぐ隣には砂利の駐車スペースがある。ダム湖沿いのスペースや、端の芝地に横付けで設営したい人はここがおすすめ。

駐車場の街灯が明るく、夜でも真っ暗にならないので安心。舗装・未舗装で違いはあるが、どちらも平坦で車中泊に向いている。
さらに奥には砂利の駐車場があり、他二つと比べると利用者も少ない。独立したトイレも隣接していて、ひっそりと過ごすなら意外と穴場。
炊事場|大きな屋根付き、1箇所のみ

管理棟横のスロープを下ると、炊事棟にアクセスできる。
かなり立派な建物で大きな屋根付き、雨天でも濡れる心配はない。自販機が設置されているので、飲み物が手軽に買えるのも嬉しい。

コンクリート製のシンクで、蛇口は両側合わせて14箇所ある。ただ井戸水が不足がちで、節水のため一部は使用禁止されていた。

ここの水は飲用不可と書かれていた。飲料水として利用する場合は、煮沸前提で考えた方が良い。
ぼくは車中泊やキャンプでは、必ずアウトドア用のバーナーを携行する。用途によって使い分けているが、湯沸かし特化のジェットボイルはかなり便利。
500mlの水なら、約100秒で沸騰が可能。手軽に湯沸かしできる優れ物だ。上水道ではないキャンプ場では、煮沸できる道具は一つ持っておこう。

灰捨て場は炊事棟の中に設置されている。無料キャンプ場にはないことも多く、焚き火や炭火調理をする人にとってはありがたい。
トイレ|管理棟併設で清潔、温水便座

トイレは舗装された駐車場の敷地内にある。管理棟の建物と一体型なだけあって、とても清潔で管理も行き届いている。
管理人さんは日中は常駐しているので、こまめに清掃してくれてる。タイミング悪く汚れている状態を目にする可能性も少ないと思う。


小便器や洗面台はステンレス製、とても清潔感がある。芳香ボールや消臭剤も置かれているので、匂いもせず快適に利用できた。


そしてなによりこのウォシュレットが素晴らしい。無料キャンプ場で温水便座付きだと、それだけで印象がすごく良い。
ここは自然豊かな場所だけど、トイレ内の虫は意外にも少なかった。ドアがちゃんと閉め切りできるのと、管理人さんによる清掃のおかげだろう。
上磯ダム公園キャンプ場の周辺施設
上磯ダム公園キャンプ場の周辺施設を紹介。キャンプや車中泊の前後に必要な買い出しやお風呂に入れる場所をまとめてます。
食材・キャンプ用品の買い出し
キャンプ場のある北斗市の上磯地区まで、車だと20分もかからない。商業施設も豊富なので、買い出しにまず困らない立地。
食材や飲料、キャンプ用品など、なんでも揃うので利便性抜群。やきとり弁当(豚肉)で有名な、ハセストも近いのもかなりポイントが高い。
- ハセガワストア 上磯店|約8km
- ラルズマート 大野店|約9km
- ツルハドラッグ 北斗中野通店|約7km
- DCM上磯店|約12km
温泉・お風呂に入れる入浴施設
北斗市内で入浴施設の候補がいくつかあり、七飯まで含めると選択肢は多い。どこも備え付けはないので、自前で持ち込みが必要。
- 北斗市健康センターせせらぎ温泉|約9km
- 七飯町健康センターアップル温泉|約11km
- しんわの湯|約9km
まとめ|設備充実で幅広い人におすすめ

上磯ダム公園キャンプ場は、函館近郊という好立地ながら、自然の静けさやダム湖の景色も楽しめるバランスの良い無料キャンプ場だった。
芝生サイト・林間・ダム湖沿いなど設営の自由度が高く、車中泊やセミオートスタイルとの相性も抜群。さらにWi-Fiや清潔なトイレなど、無料とは思えないほど設備も充実。
一方で、携帯電波の弱さや一部設営禁止エリアなど、事前に把握しておきたい注意点もあるルールとマナーを守りながら、景色の良いお気に入りの場所を探して楽しみたい。

函館近郊や道南エリアには、無料とは思えない景色や設備のキャンプ場がまだまだ多い。北海道南部を旅するなら、あわせてこちらもチェックしてみてほしい。

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