
北海道・音威子府村にある天塩川リバーサイドパークキャンプ場は、静かな空気感が魅力の無料キャンプ場。
車中泊やオートキャンプを禁止している珍しいスタイルで、自転車旅やバイクツーリングの旅人が多く集まる。
綺麗に整備された芝生サイトに加え、徒歩圏には天塩川温泉も隣接。派手な設備こそないものの、道北らしい落ち着いた時間を過ごせる場所だった。
この記事では、実際に利用した感想をもとに、場内設備や注意点、周辺施設まで詳しく紹介していく。
天塩川リバーサイドパークキャンプ場とは?

天塩川温泉リバーサイドパークキャンプ場は、音威子府村にある無料キャンプ場。天塩川温泉が隣接しており、徒歩圏でお風呂に入れるのが魅力。
無料キャンプ場としては珍しく、車中泊やオートキャンプが禁止されている。そのため、他と比較しても非常に静かで、旅人が集まる独特の空気感が漂う。
予約や受付も不要なので、思い立ったら気軽に利用できるので、ツーリングや自転車旅にもおすすめな場所。
| 名称 | 天塩川温泉リバーサイドパークキャンプ場 |
| 住所 | 〒098-2502 北海道中川郡音威子府村咲来919 |
| 標高 | 67m |
| 車乗り入れ | 不可 |
| 予約 | 不要 |
| 受付 | 不要 |
| 期間 | 5月中旬〜10月下旬 |
| 電話番号 | 01656-5-3313 |
| URL | https://www.vill.otoineppu.hokkaido.jp/shisetsu/index.html |
天塩川リバーサイドパークキャンプ場の魅力
天塩川リバーサイドパークキャンプ場の魅力をここでは解説する。実際に利用した立場から、良いと思ったポイントをまとめてみた。
旅人が集う、ほぼ二輪専用の野営場

後ほど詳しく解説するが、ここは車中泊とオートキャンプが禁止されている。そのため、自転車やバイクを移動手段とした旅人が多く集まる。
ぼくが初めてここを利用したのは、2026年初夏の北海道ツーリング。友人との利尻・礼文島巡りを終えて、南下しながらの帰路で一泊した。
すでに先客が何名かいたんだけど、みんな荷物満載の旅仕様。道内在住のカブ乗りや、アジア・ヨーロッパ系の自転車乗りなど、人種・国も多種多様。
旅の目的や行き先など、旅人同士いろいろな会話が弾んだ。同じ移動手段だと不思議とゆるい仲間意識みたいなのが生まれるのが面白い。
もし自転車旅やバイクツーリングで道北に来るなら、ぜひ候補に入れてほしい。
天塩川温泉が隣接、気軽にお風呂へ入れる

このキャンプ場のもうひとつの魅力は、隣接している天塩川温泉だ。200m程度しか離れていないので、ふらっと歩いていける距離なのが嬉しい。
露天風呂からは天塩川の景色が広がり、入浴料も安いのがありがたい。食事処もあり、特徴的な真っ黒な音威子府そばが人気メニュー。
広い畳の休憩室もあるので、風呂上がりにのんびり過ごせるのもいい。天気が悪くても逃げ込める場所がすぐそばにある安心感。
天塩川リバーサイドパークキャンプ場の注意点
天塩川リバーサイドパークキャンプ場の注意点をまとめてます。個人的に気になるポイントは深掘りしているので、利用時に参考にしてほしい。
- ごみは各自持ち帰り
- ペット持ち込み禁止
- 直火禁止
- 車中泊禁止
- 車両乗り入れ禁止
- 騒音となる行為禁止
- 場内での事故などは自己責任
車中泊・オートキャンプは禁止

ここは車中泊とオートキャンプが禁止されている。これまで様々な無料キャンプ場を見てきたが、ここまで明確に禁止している場所は珍しい。
ぼく自身、無料キャンプ場で車中泊をすることも多いし、駐車場近くのセミオートは北海道旅では便利なスタイルだと思っている。
でも、無料キャンプ場の選択肢が非常に多い北海道だからこそ、こういうルールの場所があってもいいとも感じた。
北海道は長期の車中泊旅をする人も多く、制限がないと長期滞在になりやすい。
特にここは天塩川温泉が隣接していることもあり、宿泊施設とのバランスや静かな環境維持の観点から、駐車場での車中泊は禁止されていると思われる。


他にも禁止事項の看板がいくつか見られた。今後も長く運営してもらえるよう、しっかりとルールを守って利用しよう。
ログハウス敷地内はテント設営禁止

サイトから一段下がった敷地には、大きなログハウスが一棟ある。ここは有料施設になり、利用するには天塩川温泉で受付が必要。

このログハウス周辺の敷地は、テント設営は禁止されている。駐車場のすぐ隣のスペースで、つい張りたくなる場所なので注意。
スペース自体は広いので、空いている時は開放しても良さそうに見える。
ただ、先にテントを設営されてしまうと、ログハウス利用者との調整が必要になるので、管理面を考えると難しいのかもしれない。
北海道はフリーサイトは無料、バンガローは有料。みたいなパターンの施設も結構あり、この辺りのルール設定って結構難しそう。
リバーサイドというほど川沿いにはない

名前に含まれる通り、近くには天塩川が流れている。ただし、川に隣接したサイトではないので、リバーサイドはやや誇張しすぎな気がする。
てっきり天塩川を眺められるロケーション、もしくは河原サイトだと思っていたが、実際に訪れてみると、川から物理的に距離があることがわかる。

フリーサイトからはログハウスと、天塩川温泉敷地内の木々で視界は遮られる。視界は抜けてるので開放感はあるけど、場内から天塩川は見えない。
一般的に”リバーサイド”という名前が含まれるキャンプ場は、川遊びをウリにしている場所の印象が強く、その感覚でいうとちょっと違和感があった。
天塩川は川下りで人気があるが、カヌーの出艇場所が近くにないのも惜しい。
天塩川リバーサイドパークキャンプ場の設備
天塩川リバーサイドパークキャンプ場の場内設備(サイト・炊事場・トイレ・駐車場など)を中心に、写真付きで細かく解説してます。
サイト|芝生には運搬路もある

芝生はよく管理されていて、ふかふかで寝転びたくなる。山手は西側になるので夕方には、日差しが入る時間帯が短くなりやすい。

山手側にそのまま歩いていくと、森林の散策路が広がっている。熊がたまに出るらしいので、食材管理の徹底と熊対策は必須。

芝生のフリーサイト一部には、舗装路が整備されてる。キャリーワゴンで荷物を運搬するのに便利そうだけど、駐車場と繋がってないのが謎。

ログハウスの前を通過して北側に進むと、トイレ近くにスロープがある。ここからサイトに上がれるので、この付近に設営するならここからの荷上げが楽。
設備はここに集中しているので、この辺りが割と人気な印象が強い。荷物が少なく階段でさくっと荷上げできる人は、駐車場が近い南側でもいいと思う。
サイト自体はそれほど大きくないので、どこに設営しても大差はない。
駐車場|入り口付近に十分な広さ

キャンプ場入口に入るとすぐ左に駐車場がある。ラインで区画分けはされていないので、雑に止めて他の利用者に迷惑にならないよう注意しよう。
サイトの規模に対して十分な広さがあり、ハイシーズンの混雑もほぼない。そばにはサイトに繋がる階段があるので、看板付近なら荷上げの移動距離が少なくて済む。
炊事場|屋根は狭いので雨風は入る

トイレ付近から一段上がった場所に、炊事場がある。緑色のトタン屋根が可愛らしい。屋根は小さいので強い雨風だと、凌げるような規模ではない。

水場はコンクリート製のシンクで、蛇口は全部で4つある。小物類を置いておけるような台はないので、水切り用のカゴやネットの用意があるといい。
温泉に支障をきたす可能性があるので、水の出しっ放しは厳禁。節水を心がけよう。

レンガ造りのかまどもあり、立派なグリル付き。焚き火台がなくても薪や炭があれば、ここでそのまま調理することも可能。
トイレ|小規模だが清潔な洋式便座

炊事場から一段下がった場所にトイレがある。小さなログハウスのような外観。写真手前側が女性用、反対側には男性用がある。



トイレは水洗式で清潔感があり、洋式便座なのもポイントが高い。訪れた時は、トイレットペーパーの予備もしっかり補充済みだった。
洗面台は一台しかなくスペースは狭いので、歯磨きや洗面は屋外でもいいかも。ぼくが利用していた時は、みんな炊事場周辺でやってた。

トイレ内部には「電球を盗むな!」とやや強めの警告文もあった。
備品を盗む輩はどこも一定数いるみたいだけど、電球の盗難は初めて見たかも。だいたいはトイレットペーパーなんだけど、世の中には不思議な人もいるもんだ。

駐車場の向かい側辺りには、天塩川温泉の敷地内に続く階段がある。少し降りると東屋があるので、座って食事や雨凌ぎに使える。

天塩川リバーサイドパークキャンプ場の周辺施設
天塩川リバーサイドパークキャンプ場の周辺施設を紹介。キャンプの前後に必要な買い出しやお風呂に入れる場所をまとめてます。
基本的に音威子府村には、商業施設がかなり少ない。北側なら中川・浜頓別、南側なら美深辺りで、事前に必要な買い出しは必須。
食材・キャンプ用品の買い出し
キャンプ場と同じ音威子府村内であれば、小さな商店かセコマ頼り。品揃え豊富なスーパーやドラッグストアはなく、お世辞にも利便性が良いとは言えない。
- セイコーマート音威子府店|約10km
- ビレッジショップこしん|約10km
- ラルズマート美深店|約25km
- Qマート中川店|約32km

ぼくはキャンプ場に向かう前に、セイコーマート音威子府店で買い出し。エサヌカ線を通ってきたので、浜頓別方面からだとここが最終のコンビニ。
ホットシェフがないのは少し残念だけど、贅沢は言っていられない。それぐらい音威子府周辺には何もないので、しっかりと準備して向かいたい。
温泉・お風呂に入れる入浴施設
よほどのことがない限りは、隣接している天塩川温泉一択。原則、年中無休なので大丈夫だと思うが、万が一に備えていくつか候補を載せておく。
- 天塩川温泉|約200m
- 森林公園 びふか温泉|約17km
- ピンネシリ温泉|約35km
まとめ|温泉と静けさ、綺麗な芝生が魅力

天塩川リバーサイドパークキャンプ場は、北海道を旅する自転車乗りやライダーにぴったりな、静けさと温泉を楽しめる無料キャンプ場だった。
車中泊やオートキャンプは禁止されているものの、その分だけ場内は落ち着いた雰囲気が保たれていて、旅人同士のゆるい交流も心地いい。
徒歩圏の温泉、綺麗な芝生サイト、静かな環境。道北を旅する途中で、少しゆっくり休みたい時におすすめしたい場所だ。

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