
函館周辺で車横付けできる無料キャンプ場を探している人におすすめなのが、北斗市にある湯の沢水辺公園。
全35区画のオートサイトを備え、車中泊やセミオートスタイルにも対応。無料とは思えないほど整備された芝生サイトが魅力。
春は桜、秋は紅葉と季節ごとの景色も美しく、函館観光や北海道車旅の拠点としても使いやすい場所にある。
この記事では、実際に利用した立場から、サイトの雰囲気や注意点、設備や周辺施設まで詳しく紹介していく。
湯の沢水辺公園キャンプ場とは?

湯の沢水辺公園は、北斗市の山間部にある無料キャンプ場。函館市街地から車で40分ほどの距離にあり、道南観光や車旅の拠点として利用しやすい立地が特徴。
芝生のオートサイトを中心に、川沿いのフリーサイトもあり、キャンプスタイルに合わせて利用できる。春には八重桜、秋には紅葉も楽しめるなど自然豊かな景観も魅力。
| 名称 | 湯の沢水辺公園キャンプ場 |
| 標高 | 34m |
| 所在地 | 〒049-0285 北海道北斗市茂辺地市ノ渡 |
| 電話番号 | 0138-73-3111 |
| 問合せ先 | 市役所建設部都市住宅課都市計画係 |
| 営業期間 | 4月中旬〜10月末 |
| 予約/受付 | 不要 |
| ごみ | 持ち帰り |
| 車両 | 横付け可能 |
| URL | https://www.city.hokuto.hokkaido.jp/docs/2425.html#yunosawa |
湯の沢水辺公園キャンプ場の魅力
湯の沢水辺公園キャンプ場の魅力をここでは解説する。実際に利用した立場から、良いと思ったポイントをまとめてみた。
車横付けできて、気軽にオートキャンプ

湯の沢水辺公園の最大の魅力は、車を横付けできるオートサイトがあること。全部で35区画あり、駐車スペースが隣接している。
荷物の運搬不要なので、気軽にオートキャンプできるのが嬉しい。函館周辺の無料キャンプ場で、車横付けできるオートサイトがあるのは実はここだけ。
車中泊旅の拠点や函館観光にもぴったり

このキャンプ場がある北斗市は、函館のお隣にある街。函館の中心地まで車で40分程度と近いので、函館観光の拠点としても利用しやすい。
オートキャンプもできるし、車中泊の制限もないので車旅との相性も抜群。ぼくたちは息子が幼い頃、長期北海道旅では一泊させてもらった。

営業期間終了間際だったので、利用者も少なくのびのび過ごせた。妻と息子は車内で車中泊、ぼくはソロテントを外に張ってセミオートスタイル。
この旅で道南の無料キャンプ場はかなり巡ったが、オフシーズンだとかなり穴場感がある。ここを拠点に連泊しつつ、ゆっくりと函館を巡るプランはかなりおすすめ。
春は桜、秋は紅葉。季節ごとに景色が変化

ぼくたちが訪れた11月1日は、山々の紅葉がとても美しかった。道南は例年10月中旬〜11月上旬ぐらいが紅葉シーズンなので、キャンプと一緒に紅葉狩りも楽しめる時期。
そしてここは桜の名所として有名、春には花見客で大混雑する。場内には八重桜がたくさん植えられて、オートサイトの目の前で桜を眺めながらキャンプができる。
茂辺地川では渓流釣りや水遊びも楽しめる
近くには茂辺地川が流れていて、渓流釣りのスポットとして人気。フライフィッシングで、ヤマメやニジマスが狙えるみたい。
子供の水遊びにもおすすめなので、夏休みには子連れも多く訪れる。川が近い奥のフリーサイトは、利用者が少なく落ち着いているのも魅力。
ただ熊が出そうな雰囲気で怖く、この付近は街灯もなく夜は真っ暗。家族連れならオートサイトに設営して、遊ぶ時だけ歩いて川に出るのが良いと思う。
湯の沢水辺公園キャンプ場の注意点
湯の沢水辺公園キャンプ場の注意点をまとめてます。個人的に気になるポイントは深掘りしているので、利用時に参考にしてほしい。

キャンプ場入口にある大型の看板。混雑時には同じ北斗市内にある、別のキャンプ場へ誘導してるのは珍しい。無料キャンプ場ならではの配慮。
しかも、無料と有料それぞれ紹介されていて、管理窓口の電話番号も書かれている。両方とも僕は訪れたことがあり、どちらも魅力的なキャンプ場だ。
炊事棟の前には利用時の注意事項をまとめた掲示板もあり、以下にまとめてある。
- 管理人は常駐していない
- 芝生への車乗り入れ禁止
- 直火禁止
- ごみは各自持ち帰り
- 打ち上げ花火、音楽禁止
- ペットの管理の徹底
- 人に迷惑かけないように
- 灰は必ず灰捨て場へ
- 盗難、破損は自己責任
熊出没注意、食材&ゴミ管理は徹底

北海道内のキャンプ場はどこもそうだけど、熊出没には注意してほしい。ぼくが利用した年にも場内に痕跡が見つかり、注意喚起の掲示板が貼られていた。
実際に熊が出没すると、一時的に閉鎖を余儀なくされる。最悪の場合は期間終了待たずに早期クローズする年もあるので、極力そういった事態は避けたい。

食材は屋外に放置せず、極力匂いが出ないように保管しよう。フードキャニスターのような、密閉式の容器に保管できるとベスト。
残飯やゴミも場内には残さず、必ず持ち帰るよう徹底しよう。せっかくの素晴らしいキャンプ場なので、期間内ずっと利用できるようみんなでルールを守ろう。
芝生内への車乗り入れについて
駐車場隣接のオートサイトが魅力だが、他にもフリーサイトも用意されている。空いていればオートサイト一択だけど、混雑時はフリーを利用する人も多いはず。
“芝生の乗り入れ禁止”と明記されているが、フリーの利用者のほとんどが車を横付けしている。この辺りのルールが結構曖昧、混雑時に利用する場合は迷うはず。
現状はほぼ全域がオートサイトと思ってる利用者は多そう。かといって、停めれるスペースもなければ、芝生上の空いた場所へ停めるのも黙認せざるを得ない気もする。
フリーサイト近くの駐車スペースは、サイト規模と比較するとかなり狭いんだよね。もう少し専用の駐車場のスペースが大きれば、混乱もなくなるのではと思った。
大雨時は土砂崩れや増水に注意
キャンプ場周辺では、近年メガソーラー建設に伴う土砂流出の問題も起きている。大雨が降ると湯の沢水辺公園付近に、土砂が流れ込む問題が発生している。
特に茂辺地川に近いフリーサイトは、河川の増水の恐れがあるので注意が必要。利用前には天気予報を確認し、大雨警報発令時には利用を控えた方がいい。
湯の沢水辺公園キャンプ場の設備
湯の沢水辺公園キャンプ場の設備(サイト・炊事場・トイレ・駐車場など)を中心に、写真付きで細かく解説してます。
サイト|車横付け可能な芝生サイト

こちらがメインとなる、車横付けできるオートサイト。隣の駐車スペースまでが設営できる範囲なので、場所によってはやや狭い。
すぐ後ろに八重桜が植えられている場所が多く、適度な木陰を確保できる。もちろん春には桜を眺めながら、花見を楽しむことができる。


炊事棟を中心にロータリー通路になっていて、通路沿いにもサイトが並んでいる。おかげでどこを選んでも、場内設備へのアクセスは比較的しやすい。
高規格オートキャンプ場は、割とこの構造が多い気がするんだけど、無料キャンプ場でこの規模はなかなかない。さすが北海道。

炊事棟やトイレ隣接の場所はかなり人気で、ハイシーズンは優先的に埋まる。利便性を重視するなら、この周辺がおすすめ。
利用者が多いと人の往来も多くなるので、個人的には少し距離を取ってもいい気がする。

個人的にはフリーサイト寄りのスペースがおすすめ。砂防ダム側にあるフリーサイトと混ざったようなエリアで、後方スペースがかなり広い。
両隣との干渉を気にせずのびのびと設営できる。オート・フリーの明確な区分けはないので、混雑時には譲り合って利用しよう。

あと地味にありがたかったのが、場内に設置された街灯の存在。到着が夜遅かったんだけど、明るいおかげで設営場所を迷わずに済んだ。
無料キャンプ場は、夜は真っ暗で怖い場所も多い。野生動物との遭遇を避けたり、治安・防犯面でも場内が一部でも明るいのは安心感がある。

ロータリー通路には入らずに奥に進むと、砂防ダム周辺から奥までフリーサイトが広がる。一部は茂辺地川近くに設営ができるスペースもある。
渓流釣りをセットで楽しみたい人は、茂辺地川近くに設営するもあり。オートサイトより比較的利用者は少なめで、静かに過ごしたい人にはおすすめ。
本来なら指定の場所に駐車するのがルールだが、実際はフリーサイト周辺へ停めている利用者も多かった。
駐車場|Pマーク看板付きで分かりやすい

オートサイトに関しては、サイト内にPマークの看板付き。明確な区画分けされていないが、おおよその駐車位置の目安になる感じ。
真後ろだとリアゲートが開けれないので、左右どちらかにややずれる必要あり。見た感じほとんどの場所が、正面から見て左側に駐車していたはず。

芝生が薄くなっているので、なんとなく駐車位置は分かる。場所によってややわかりにくいので、先に周辺で利用者がいれば、間隔が保たれるよう配慮が必要。

キャンプ場入口からロータリーに入らず直進すると、フリーサイト用の駐車スペースがある。ここも区画分けはされていないが、舗装され平坦なので車中泊もしやすい。
芝生のフリーサイトに隣接してるので、ここに停めればセミオートも可能。ロータリー内のオートサイトとほぼ変わらない感じで利用できる。
明確な駐車場というスペースはこの周辺だけだった。フリーサイトとして設営できる場所がかなり広く、ここだけだと駐車台数は明らかに足りてない。
炊事場|屋根付き、個別シンクで快適

キャンプサイトの中央部には、屋根付きの炊事場がある。端には作業台もあるので、ここで食材を切ったり調理準備もできそう。
大型の屋根付きなので、雨天時も安心して利用できる。ロータリー式の通路に囲まれてるので、オートサイトならどこからでもアクセスしやすい。

ステンレス製のシンクは清潔感があり、蛇口にはホースが繋がれている。それぞれ個別で仕切られていて、各自のスペースが独立しているのは珍しい。
蛇口の水は井戸水なので、飲用は不可。あらかじめ飲料水は持ち込むといい。どうしても現地調達する場合は、煮沸か浄水した方がいいと思う。

炊事棟の脇には灰捨て場があり、焚き火台の清掃後に水洗いもしやすい動線。
トイレ|和式から温水式便座に改修済

トイレは場内の中央部に一箇所、炊事場前の通路を挟んで向かい側にある。設備規模は小さいので、ハイシーズン時は混雑するかも。隣には自販機あり。


ぼくが利用したタイミングでは、実は結構トイレは汚れていた。入り口にはドアがあるが、訪問時には開放されていて、洗面台には羽虫が大量発生…。
電気もスイッチ式なので、夜間付けっぱなしも考えられる。これは管理側の問題ではなく、単純に利用者のマナーなので仕方ない。

個人的に気になっていたのが、この和式トイレ。しかも簡易水洗ならまだしも、備え付けのペットボトルの水で自分で流すというスタイル。
どこぞの山小屋かと思う古典的な手法。しかも入った時にはペットボトルなかったし…。せっかく芝生や管理棟も綺麗なのに、トイレだけはもったいないなという印象だった。
しかし、2024年に改修工事が入り、まさかの温水便座に変更。洋式になるだけでなく、ウォシュレットまで完備とは、北斗市の気合いの入りっぷりには脱帽。
湯の沢水辺公園キャンプ場の周辺施設
湯の沢水辺公園キャンプ場の周辺施設を紹介。キャンプや車中泊の前後に必要な買い出しやお風呂に入れる場所をまとめてます。
食材・キャンプ用品の買い出し
山間部なので周囲には何もなく、市街地までは車で30分ほどはかかる。函館方面からなら上磯地区、松前方面からなら木古内町が買い出しに便利。
北海道の感覚ならそれほど遠くはないが、ちょくちょく出るにはやや面倒な距離。事前にしっかりと買い出しをしてから向かうようにしよう。
- セブンイレブン 北斗飯生店|約13km
- コープさっぽろ ほくと店|約16km
- サンドラッグ 上磯店|約18km
- DCM 上磯店|約18km
温泉・お風呂に入れる入浴施設
キャンプ場の最寄りは海沿いにある、茂辺地福祉浴場。ここは入浴料も安くて、地元民以外も入れるが、いくつか難点があるので注意。
入浴できる日が性別で入れ替わる方式で、営業時間も14時〜18時とかなり短い。家族や男女混合グループは、そもそも選択肢にすら入らないはず。
買い出し同様に周辺の市街地で、立ち寄り湯を探すと良い。木古内だと旅館の日帰り入浴、北斗市だといくつか候補があるので、車やバイクさえあればそれほど困らない。
- 北斗市 茂辺地福祉浴場|約6km
- 北斗市健康センターせせらぎ温泉|約24km
- しんわの湯|約22km
- のとや|約22km
まとめ|函館周辺で貴重な無料オートキャンプ場

湯の沢水辺公園は、函館周辺ではかなり貴重な車横付け可能な無料オートキャンプ場。
芝生サイトや炊事棟などの設備も整っていて、車中泊旅との相性も良い。春は桜、秋は紅葉と季節の景色も美しく、観光拠点として連泊利用にもおすすめ。
一方で、混雑時の駐車ルールや熊対策など注意点もあるので、マナーを守りながら気持ちよく利用したい。函館周辺で無料キャンプ場を探しているなら、ぜひ候補に入れてほしい場所だ。
道南エリアの無料キャンプ場をまとめて探したい人は、以下の記事も参考にしてほしい。


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