佐渡島ツーリング完全ガイド|おすすめスポット・日数・モデルコースを実体験から解説

佐渡島は、美しい海岸線を眺めながらバイクで走る「サドイチ」を楽しめる、ツーリングにぴったりの島。

大野亀や二ツ亀、尖閣湾などの絶景スポットはもちろん、佐渡金山をはじめとした歴史遺産や、新鮮な海の幸まで一度に楽しめるのが魅力だ。

とはいえ、初めて佐渡島を訪れるなら「2泊3日で島を一周できる?」「どこを優先して回ればいい?」「フェリーはどの港を使えばいい?」と、旅程づくりに迷う人も多いはず。

そこでこの記事では、実際にリトルカブで佐渡島を4泊5日かけて一周した経験をもとに、2泊3日で佐渡島を満喫するモデルコースを紹介する。

利用者の多い両津港を発着点に、佐渡を代表する絶景や観光スポット、地元グルメを効率よく巡りながら、2日目までに島の大部分を走破。3日目には相川エリアの歴史スポットを巡って「サドイチ」を達成し、夕方のフェリーで本州へ戻るプランにしている。

さらに、佐渡島へ渡るフェリーの選び方や予約方法、島内での給油・買い出し、天候への備え、実際のツーリングで役立った持ち物まで、佐渡島をバイクで旅するために知っておきたい情報もまとめた。

これから佐渡島ツーリングを計画している人は、ぜひこの記事を参考に、自分だけの「サドイチ」を楽しんでほしい。

目次

佐渡島ツーリングの魅力を紹介

まずは実際に佐渡島をツーリングしてみて、ぼく自身が感じた魅力を紹介したいと思う。

佐渡ブルーと快走路が続く海岸線

佐渡島の青い海を背景に停車するバイク

佐渡島といえば”佐渡ブルー”と呼ばれる、鮮やかな蒼色の美しい海が魅力。海水浴場も豊富にあり、釣りやカヤックなどマリンレジャーでも人気が高い。

島の外周が一周約280kmと大きく、とても走りがいのある大きな島。市街地以外は信号もほとんどなく、海を左手に眺めながらの湾岸ツーリングはとても爽快感がある。

日本海の荒波が造り上げた断崖や奇岩群

平根崎の波蝕甌穴群

日本海の荒波に長い年月をかけて削られた佐渡島の海岸線には、切り立つ断崖や個性豊かな奇岩が数多く点在している。

代表的なスポットである尖閣湾や万畳敷、大野亀・二ツ亀など、それぞれ異なる地形や景観を楽しめるのも佐渡島の魅力のひとつ。

佐渡島の奇岩が並ぶ湾岸線に停車するバイク

海沿いを走っているだけでも次々と表情の異なる景色が現れ、思わずバイクや車を停めて写真を撮りたくなる場所ばかり。

日本海の恵みを味わう新鮮な海鮮グルメ

きっちんよろこんでの地魚刺身定食

四方を日本海に囲まれた佐渡島では、新鮮な海の幸を堪能できる。観光地価格というより、地元の日常に溶け込んだ食堂や寿司店が多く、コストパフォーマンスの高さも魅力。

ブリやマグロ、南蛮エビ、イカ、カニなど季節ごとに旬の魚介が並び、寿司や海鮮丼、刺身定食など、港町ならではの味覚を気軽に楽しめる。

佐渡島の地元スーパーで購入した刺身

地元のスーパーでも地魚の刺身や、惣菜が手頃な価格で販売されている。そのおかげで予算を抑えたキャンプ旅でもとても楽しむことができた。

歴史ロマンを感じる町並みと産業遺産

宿根木の街並み

佐渡島にはかつて金山の繁栄を支えた町や、北前船の寄港地として栄えた港町など、島の歴史を今に伝える風景が数多く残されている。

石畳や板塀が続く宿根木の町並み、佐渡金山の歴史を感じる相川エリアなど、ただ景色を楽しむだけではない、奥深い佐渡の文化にも触れられる。

バイクを降りて路地を散策し、古民家や寺社、港町の雰囲気を味わえば、同じ島とは思えないほど表情が変わることに気付くはず。

雄大な自然だけでなく、人々が築き上げてきた歴史や文化が今も日常の中に息づいていることこそ、佐渡島ならではの魅力といえる。

佐渡島ツーリングの絶対に外せないスポット

佐渡島には美しい海岸線や雄大な自然、歴史ある町並みなど、見どころが島全体に点在しているので、限られた日程ではしっかりと要所は押さえたい。

まずはエリアごとの特徴を押さえてから、ルートを組むのがおすすめだ。

ここでは実際に島を一周した経験をもとに、はじめての佐渡島ツーリングでも優先して訪れたい代表的なスポットを北部・西海岸・南部の3つのエリアに分けて紹介する。

北部エリア|大野亀・二ツ亀

大野亀とトビシマカンゾウ
二ツ亀海水浴場

佐渡島を代表する絶景を見たいなら、まず訪れたいのが北部エリアにある大野亀と二ツ亀だ。

標高約160mの巨大な一枚岩である大野亀、その迫力ある姿だけでなく、初夏には一面に咲き誇る、トビシマカンゾウの群生地としても知られている。

さらに少し北へ進めば、佐渡を代表する景勝地の二ツ亀が姿を現す。透き通る佐渡ブルーの海と、干潮時にだけ現れる砂州が織りなす景色は、思わず足を止めて写真を撮りたくなる美しさだ。

このエリアへ向かう道中も見どころが多く、海岸線を気持ちよく走りながら次々と絶景が現れるため、ツーリングの満足度は島内でもトップクラス。

晴れた日は青い海と緑豊かな山々のコントラストが美しく、佐渡島らしい景色を存分に楽しめる。初めて佐渡を訪れるなら、ぜひ時間をかけて巡りたいエリアだ。

ただし、周辺にはほとんど飲食店や商店がないので要注意。観光ついでにご飯も食べたい場合、昼食・夕食の時間帯は避けたほうが無難。

西海岸エリア|佐渡金山・尖閣湾

佐渡金山

佐渡島西海岸エリアは、壮大な自然と島の歴史を一度に楽しめる人気の観光エリア。

世界文化遺産に登録された佐渡金山では、江戸時代から続く採掘の歴史や当時の坑道を見学でき、佐渡が「金の島」と呼ばれた理由を知ることができる。

周辺には北沢浮遊選鉱場跡や大間港跡などの産業遺産も点在しており、歴史好きならぜひ立ち寄りたいスポットだ。

尖閣湾

さらに海沿いを北へ走ると、日本海の荒波によって削られたダイナミックな景観が広がる尖閣湾へ。

エメラルドグリーンに輝く海と切り立った断崖、複雑な形をした奇岩が連なる風景は、まるで海外の景勝地を思わせる美しさだ。

海岸線を走る爽快感に加え、歴史・自然・絶景のすべてが詰まった西海岸エリアは、佐渡島ツーリングでは外せないハイライトのひとつといえる。

南部エリア|宿根木・小木(たらい舟)

宿根木の三角家

南部エリアは、佐渡島の歴史や文化をゆったりと感じながら巡れるエリアだ。

北前船の寄港地として栄えた宿根木には、船大工の技術で建てられた古民家が今も数多く残り、石畳の路地を歩けば江戸時代へタイムスリップしたような雰囲気を味わえる。

コンパクトな集落ながら見どころが多く、バイクを降りてのんびり散策する時間もぜひ確保したい。

矢島・経島のたらい舟

そのまま小木港周辺へ向かえば、佐渡名物のたらい舟体験も楽しめる。

たらいを巧みに操る船頭さんとともに穏やかな入江を進む時間は、海岸線を走るツーリングとはまた違った魅力がある。

周辺には海鮮料理店や土産店も充実しているため、昼食や休憩スポットとしてもおすすめ。歴史ある町並みと港町ならではの穏やかな風景をゆっくりと感じてほしい。

佐渡島ツーリングのおすすめの時期

もし佐渡島へはじめて行くなら、おすすめの時期はズバリ5月下旬。期間がかなり限定的になるが、実際に足を運んだからこその根拠がある。

まず佐渡を代表する絶景である、大野亀のトビシマカンゾウの群生が、ちょうどこの頃から見頃を迎える。開花時期は例年6月上旬頃までとかなり短い。

ぼくが佐渡を訪れた6月10日には、枯れかけの花も多く見頃はすでに過ぎていた。あとグルメでいえば、天然の佐渡サーモンの水揚げも同じ時期。

こちらは6月中旬まで楽しめると言われているが、地元スーパーには並べられておらず、店員さんに聞いたら時期的にはちょっと遅かったらしい。

もし登山が好きなら、大佐渡縦走も視野に入れたくなる。縦走には便利なライナーバスがあるが、これも実は5月末までしか運行していない。

もしライナーバスなしだと、起点の登山口までバイク回収が難しくなる。タクシー回収も不可能ではないが、かなり高額になるので現実的ではない。

諸々考慮していくと、個人的には5月下旬がベストという判断。気候も穏やかで過ごしやすく、はじめてならこの時期が間違いないと思う。

佐渡島ツーリングで必要な日数は?

ツーリングを計画する上で、佐渡島のスケールは頭にいれておきたい。離島といえばこじんまりした印象があるかもしれないが、同じ感覚でいると痛い目をみる。

なんといっても佐渡島は、日本の離島の中では沖縄本島に次いで、二番目の大きさを誇る。島の外周一周は、約280kmほどある巨大な島だ。

佐渡島をしっかり堪能したいなら、最低でも3日はほしいところ。島内では2泊3日、前後泊が必要なら4〜5日は休みを確保したい。

佐渡島ツーリングの2泊3日モデルコース

はじめて佐渡に行く人をイメージして、おすすめのモデルコースを組んでみた。実際に4泊5日で巡ったルートから再編成し、日程をコンパクトにまとめてみた。

バイクのキャンプツーリングをイメージしているが、予算が許すなら、宿泊地はホテルや旅館に変更しても問題ない。

島内でレンタカー手配すれば、車両持ち込みなしでも同じルートを辿れる。あと個人的な趣味全開なので、景勝地や写真映えする所が多め。

以下の前提条件を確認した上で読み進めてほしい。

モデルコースの前提条件
  • 比較的利用者が多い両津港を起点とし、往復とも同じ航路を利用
  • 島内での滞在時間を最大限確保するため、佐渡行きは始発便・本土行きは終発便を想定
  • 初めて佐渡島を訪れる人向けに、代表的なスポットを無理なく巡れるルート
  • 写真撮影に適した時間帯や光の向きを優先しつつ、移動効率も考慮して作成
  • 観光や休憩の時間も確保し、景色をゆっくり楽しめる行程を重視

両津港を起点として考えたときに、まずどのエリアへ向かうかを考えるのが意外と難しい。どこへ向かったとしても、そんなに違和感がないんだよね。

大野亀へ向かっていきなり北上、市街地を進み相川周辺で遺構巡り、時計回りで湾岸走行後に小木へ、など選択肢が多くて結構迷った。

ここから紹介するモデルコースは、実際に4泊5日で佐渡島を一周した旅をもとに、2泊3日で効率よく巡れるよう再構成したもの。

実際の旅の様子や各スポットで見た景色、キャンプ場での過ごし方などは、前編・後編の旅記事で詳しく紹介している。

1日目|スカイラインを経由、西海岸を北上

初日は朝一番のフェリーで両津港へ上陸し、まずは大佐渡スカイラインへ。標高の高い展望スポットから佐渡の雄大な景色を楽しんだあと、西海岸を南下しながら海沿いの絶景を巡っていく。

相川エリアは、この日はあえて通過して後日に時間を確保。佐渡金山は坑道見学だけでも時間がかかるため、北沢浮遊選鉱場跡など周辺の産業遺産と合わせてじっくり巡るプランとしている。

一方、午後からは再び西海岸を北上し、尖閣湾や平根崎の波蝕甌穴群などを経て、夕方には佐渡北部へ。大野亀や二ツ亀を訪れたあと、二ツ亀キャンプ場で一泊する。

両津港|一番乗りで出発、大佐渡スカイラインへ
下船の合図を待つライダーの列

フェリーが両津港に到着したら、いよいよ佐渡島ツーリングのスタート。島内を効率よく巡るためにも、まずは市街地を抜けて大佐渡スカイラインを目指そう。

朝の時間帯は交通量も少なく、島の空気を感じながら気持ちよく走れる。

途中でコンビニやガソリンスタンドもあるので、必要ならここで飲み物や燃料を補給しておくと安心だ。

この日は西海岸を北上しながら、数多くの絶景スポットを巡る行程。見どころが多く写真撮影の時間も増えるため、フェリーを降りたら早めに出発するのがおすすめ

大佐渡スカイラインの勾配標識

大佐渡スカイラインへ入ると、さっそく16%勾配の標識が現れる。朝の時間帯は交通量が少なく、自分のペースで走りやすいのは大きなメリットだ。

ただし、勾配は想像以上に急で、50ccクラスの原付や低排気量車では速度が落ちやすい。無理にスピードを維持しようとせず、余裕を持ったギア選択と一定のペースで登っていこう。

路面には亀甲柄の滑り止め舗装が施されている区間もあり、グリップが高い反面、抵抗が増えて車速が伸びにくい。

特に排気量の小さいバイクでは想像以上にパワーを使うので、焦らず安全第一で走ることを意識したい。

白雲台交流センター|大佐渡を一望する展望スポット
白雲台交流センター

大佐渡スカイライン最高到達点の少し手前にある白雲台交流センターは、休憩やトイレ利用に便利な立ち寄りスポット。

駐車場も広く、ここでひと息つきながら佐渡の雄大な景色を楽しめる。

白雲台交流センターから両津方面の眺め
白雲台交流センターから真野方面の眺め

建物の裏手にある展望台からは、両津湾と真野湾を一望できる大パノラマが広がる。

佐渡島のくびれた地形を見渡せる絶好のビューポイントで、晴れた日には青い海と山々が織りなす開放的な景色を満喫できる。

道中には巨大なガメラレーダーが姿を見せるなど、高原らしい景色が続くのも魅力。ワインディングを楽しみながら、景色の変化にも注目してみよう

乙和池|静寂に包まれた神秘の池
乙和池に新緑が反射する

大佐渡スカイライン沿いにひっそりと佇む乙和池は、風が穏やかな日には周囲の木々を鏡のように映し出すリフレクションが美しい神秘的な池。

青々とした木々と澄んだ水面が織りなす静かな景色は、山道を走ってきた疲れを忘れさせてくれる。

この池には龍神にまつわる伝承が残されており、どこか神聖な空気が漂うのも魅力。観光地らしい賑わいはなく、ゆっくり景色を眺められる穴場スポットだ。

なお、入口は進行方向によっては見落としやすい。通り過ぎてしまう人も多いので、近づいたら速度を落として案内板を探しながら走ると安心だ。

大平高原|季節限定のお花畑
大平高原のトビシマカンゾウ

乙和池を超えた先にある大平高原は、かつてレストハウスが営業していた開放的な高原エリア。現在は建物こそ営業していないものの、初夏には思わぬ絶景に出会える可能性がある。

6月中旬頃には、路肩一帯には鮮やかな黄色のトビシマカンゾウが咲き誇り、高原の緑とのコントラストが美しい。

本来は海岸沿いで見られることが多い花だが、この場所では一面の花畑のような景色を楽しめるのが特徴だ。

タイミングが合えばバイクや車と一緒に写真を撮るのにもぴったり。知る人ぞ知る、季節限定の寄り道スポットとしておすすめしたい。

春日崎|日本海を見渡す絶景岬
春日崎に乗り入れたバイク

西海岸に突き出した春日崎は、日本海を一望できる開放感あふれる岬。広々とした芝生の広場にはバイクの乗り入れも可能なので、愛車の撮影にもぴったり。

春日崎の石灯篭と夕陽

海に向かって立つ石灯篭は、春日崎を象徴する風景のひとつで、夕陽に照らされたシルエットは佐渡を代表する美しい景色としても知られている。

今回はこの後のルートで夕陽スポットを別に設定しているため、夕暮れ時ではなく午前中に立ち寄るプランとして紹介している。

夫婦岩|荒波が刻んだ寄り添う二つの岩
夫婦岩

日本海の荒波によって形づくられた、2つの岩が寄り添うように並ぶ夫婦岩。長い年月をかけて波や風に削られた自然の造形は、力強い景観を感じられるスポットだ。

このプランでは日中の立ち寄りとなったが、春日崎と同じく夕陽の名所としても知られている。日本海へ沈む夕日と岩のシルエットが重なる時間帯には、また違った表情を見せてくれるはずだ。

周辺には駐車スペースもあり、市街地からもアクセスしやすいため、次回佐渡を訪れる機会があれば、夕暮れ時にゆっくり眺めてみたい場所のひとつだ。

長手岬|佐渡最西端に立つ静かな岬
長手岬

佐渡島の西側に位置する長手岬は、日本海に突き出した静かな岬のひとつ。

大きな観光施設がある場所ではないものの、荒々しい岩場と広がる海を間近に感じられ、佐渡らしい海岸風景を楽しめる。

晴れた日には遠くまで続く水平線を望むことができ、西海岸を巡るドライブやツーリングの途中に立ち寄りやすい場所となっている。

今回はルート上の立ち寄りスポットとして訪れたが、夕陽の名所が点在する西海岸らしく、時間帯によっては美しい夕景にも出会える場所だ。

春日崎・夫婦岩・長手岬はいずれも夕陽の名所なので、泣く泣くこのタイミングでの訪問であることは強調しておく。

廻転寿司 佐渡弁慶 本店|地魚を味わえる人気寿司店
廻転寿司 佐渡弁慶 本店

佐渡の新鮮な海の幸を味わえ、廻転寿司 佐渡弁慶。地元の人から観光客まで幅広く利用されており、佐渡沖で獲れた旬の魚を使った寿司を気軽に楽しめるのが魅力だ。

ただし人気店のため、昼時になると混雑することも多い。開店直前に到着することで、待ち時間を抑えながらスムーズに食事を済ませ、その後の西海岸巡りへ余裕を持って進める流れにしたい。

廻転寿司 佐渡弁慶のBセット

ぼくはランチタイムに合わせて訪れ、地魚を中心としたBセットを注文。セットメニューは、たくさんの種類のネタをリーズナブルに味わえるのでおすすめ。

単品で佐渡産のサーモンやぶりも食べたけど、脂ノリも良くネタも大きい。全国いろいろな場所で回転寿司を食べてきたけど、個人的にはかなりレベルが高いと感じた。

千畳敷|佐渡ブルーの海と橋が映える
佐渡島の千畳敷

日本海の荒波によって削り出された岩礁が広がる千畳敷。名前の通り、畳を何枚も敷き詰めたような平らな岩場が特徴的。

佐渡島でも屈指の透明度を誇る海は、青からエメラルドグリーンへと変化し、まさに佐渡ブルーと呼びたくなるような景色が広がる。

千畳敷に架かる橋

晴れた日には岩場の先まで海底が見えるほどで、島内を巡った中でも特に海の青さが際立って感じられた場所のひとつ。

また、海へと伸びる小さな橋やフォトジェニックな看板など、映える写真撮影にぴったりのスポット。

弁慶のはさみ岩|巨岩が挟み込む迫力の奇岩
弁慶のはさみ岩

西海岸を代表する奇岩のひとつである、弁慶のはさみ岩。巨大な岩がまるで岩壁の間に挟まったように見える、迫力ある景観が見所。

その名前の由来は、源義経の家臣として知られる武蔵坊弁慶の力自慢の伝承によるもの。弁慶が岩を持ち上げて挟んだという言い伝えが残されており、荒々しい自然景観と歴史ロマンが重なる佐渡らしいスポット。

ぼくは時間の都合で道路沿いから眺めるだけだったけど、岩の真下まで近づいて見学できるらしい。間近で見るとより一層、その大きさや迫力を体感できるはず。

尖閣湾|断崖絶壁が続く海岸美
尖閣湾の展望台からの眺め

佐渡を代表する景勝地のひとつの尖閣湾は、荒々しい断崖と青く澄んだ海が織りなす、日本海屈指の海岸美を楽しめる場所。

高さ数十mにも及ぶ断崖絶壁が連続する姿はまさに圧巻。この独特の景観は、長い年月をかけて日本海の荒波や風雨による浸食によって作り出されたもの。

ノルウェーのフィヨルドにも例えられるほどのスケール感を持ち、海岸沿いにそびえる岩壁や複雑に入り組んだ湾は、自然の力が生み出した佐渡ならではのダイナミックな風景だ。

尖閣湾の海中透視船
海中透視船の船底から海の魚が泳ぐ姿を眺める

さらに時間に余裕があれば、遊覧船にも乗船するのもおすすめ。船底の一部が透明になっており、航行途中には船を止めて海底の様子を見せてくれる。

透明度の高い海の中を泳ぐ魚や、青く透き通った海の美しさを間近で感じられるのは、遊覧船ならではの体験。

海中透視船の船上から眺める尖閣湾

ただし、日本海の荒波を間近で受けながら進むので、船は想像以上に揺れる。ぼくはかなり気持ち悪くなったので、船酔いしやすい人は注意が必要だ。

また、尖閣湾を訪れるなら時間帯にもこだわりたい。太陽が高い位置にある日中は海面に光が入り、青い海と岩肌のコントラストがより美しく見える。

平根崎の波蝕甌穴群|日本最大規模の巨大な甌穴群
平根崎の波蝕甌穴群の小さな穴が密集した斜面

佐渡島の海岸線には、日本各地でも珍しい奇岩や地形が数多く残されているが、その中でも特に異彩を放つのが、平根崎の波蝕甌穴群。

一面に広がる岩盤には、まるで月面を思わせるような無数の凹凸が刻まれている。

平根崎の波蝕甌穴群の綺麗な円形の穴

これは長い年月をかけて削り出されたもので、岩のくぼみに入り込んだ小石が波の力で回転しながら岩を削ることで、巨大な甌穴群が形成されたそう。

ドリルでくり抜いたかのような美しい円形の穴が連続し、その中には透明度の高い海水が静かにたたえられている。

平根崎の波蝕甌穴群の藻が発生した穴

さらに、藻が発生した穴に光が差し込むと、水の透明感が重なり、まるでエメラルドグリーンの瞳のような幻想的な表情を見せてくれる。

自然の力だけで生み出されたとは思えない、不思議な造形美。 佐渡島を訪れた際には、ぜひ時間をかけて眺めてほしい、唯一無二の神秘的なスポット。

跳坂(Z坂)|海へ駆け下りる絶景ワインディング
跳坂から眺める景色

海岸線を縫うように駆け下りる跳坂は、佐渡島を代表する絶景ワインディングロードのひとつ。

航空写真で見るとアルファベットの”Z”を描くように見えることから”Z坂”とも呼ばれており、高台からは青い海と緑豊かな斜面が織りなす開放的な景色を一望できる。

ライダーやサイクリストにも人気のスポットで、走る楽しさと眺めの美しさを同時に味わえるのが魅力。

晴れた日には、鮮やかな海と緑豊かな斜面のコントラストがひときわ美しく、思わず足を止めて写真を撮りたくなる場所だ。

舟隠し岩|佐渡屈指の透明度の高い海
舟隠し岩

舟隠し岩は、その名の通り年貢や税から逃れるため、船を岩陰に隠したことが名前の由来と伝えられている場所。

入り組んだ海岸線と岩場が天然の隠れ港となり、かつては人目を避けるのに都合の良い地形だったとされる。

岩場にできた小さな潮だまりには、太陽の光を受けてエメラルドグリーンに輝く海水が満ち、まるで天然のプールのような美しさを見せる。

これは水深が浅いことに加え、透明度の高い海水と白っぽい海底が光を反射することで生まれる色合い。佐渡ブルーの海を間近で感じられる、知る人ぞ知る癒やしのスポットだ。

大野亀|佐渡を代表する絶景スポット
湾岸線から眺める大野亀

大野亀は、高さ約167mの巨大な一枚岩が海岸沿いにそびえ立つ、佐渡島を代表するランドマーク。

西海岸を北上していると、遠くの海岸線の先にその堂々とした姿が少しずつ現れ、近づくにつれて圧倒的な存在感を放つ。

その瞬間は、まるで佐渡北部エリアの絶景が始まることを告げる入口のようで、初めて訪れる人なら思わず車やバイクを停めて見入ってしまうはずだ。

逆光で海側の切り立った崖が影になった大野亀

遊歩道を歩けば、切り立った岩肌を間近に見上げる迫力と、日本海を一望する開放的な景色を同時に楽しめる。

特に午後の時間帯は西日が差し込むため、岩肌には陰影が生まれ、大野亀の巨大なスケール感や立体的な造形を感じられる写真が撮れる。

一方で、海側に影が落ちやすく、初夏の時期に見られる青々とした草原や佐渡ブルーの鮮やかな海の色は、日中の順光時と比べると少し落ち着いた印象になる。

そのため、このモデルコースでは夕方の大野亀を楽しんだあと、翌朝にもう一度訪れるプランにしている。

朝の柔らかな光に包まれた大野亀では、夕方とは違った明るく爽やかな景色が広がり、季節ならではの美しい緑と青い海のコントラストをより鮮やかに楽しめる。

大野亀の頂上から二ツ亀方面の眺め

遊歩道を登った先の展望地からは、大野亀だけでなく、その奥に浮かぶように見える二ツ亀まで見渡せる。

二ツ亀までは車で数分という距離にあり、佐渡島を代表する二つの絶景スポットを続けて巡れるのも、このエリアならではの魅力。

雄大な海岸線とどこまでも広がる佐渡ブルーを眺めながら、北部エリアのスケールの大きさを存分に体感してほしい。

二ツ亀キャンプ場|空を眺める絶景キャンプ
二ツ亀キャンプ場から眺める夕陽

二ツ亀キャンプ場は、佐渡島北部を代表する絶景キャンプ場のひとつ。受付は隣接する二ツ亀ビューホテルで行う。

目の前には日本海が広がり、夕方には水平線へ沈んでいく夕陽と、海に浮かぶ二ツ亀が美しいシルエットを描く。

場内には、ウラジオストクをはじめとした日本海の先に位置する主要都市までの距離を示したユニークな看板が設置されており、ここが大海原に面した場所であることを実感させてくれる。

夕暮れの空と看板のシルエットを組み合わせた写真は、二ツ亀キャンプ場ならではの旅情を感じられる一枚になる。

二ツ亀キャンプ場に広がる星空

周囲に大きな街明かりがないため、夜になると満天の星空が広がるのも大きな魅力。看板越しに見上げる星空は、昼間とはまったく違った表情を見せてくれる。

ミシュラン・グリーンガイドでも評価された二ツ亀周辺の景観を、時間を気にせずじっくり味わえるのがこのキャンプ場最大の魅力だ。

h3 2日目|時計回りの湾岸ツーリングで南へ

2日目は、二ツ亀キャンプ場で迎える朝からスタートしていく。

前日に夕陽と星空を楽しんだ場所で、朝はまた違った表情の景色を眺めながら、佐渡北部から南へ向かって時計回りに島を巡っていく。

まずは、前日に訪れた大野亀を朝一番に再訪。午前中の柔らかな光に照らされた大野亀は、夕方とは異なる明るく爽やかな雰囲気で、青い海と初夏の緑がより鮮やかに映える。

その後は海岸線を南下しながら両津港方面へ向かい、ランチを楽しむ。午後は東海岸をさらに南へ進み、姫崎灯台や岩首昇竜棚田など、島の東側に点在する景観スポットを巡っていく。

早めにこの日の宿泊地となる素浜キャンプ場へチェックイン。荷物を整えた後は宿根木の歴史ある町並みを散策し、最後は万畳敷で日本海に沈む夕陽を眺めて一日を締めくくる。

北部の雄大な自然から、佐渡らしい海沿いの景観、歴史ある集落まで、島の魅力をバランスよく楽しめる一日となる。

二ツ亀キャンプ場|美しい朝焼けとともに目覚める
二ツ亀キャンプ場から眺める朝日

前日に夕日と満天の星空を満喫した二ツ亀キャンプ場。翌朝は少し早起きして、ゆっくりと夜が明けていく景色を眺める。

二ツ亀キャンプ場に広がる朝焼け

テントから顔を出すと、東の空は少しずつ朝焼けに染まり始め、穏やかな海も淡いオレンジ色へと変わっていく。

昨日見た夕景とはまったく違う、静かで澄み切った空気に包まれるこの時間は、ここで一夜を過ごした人だけが味わえる特別なひとときだ。

朝日に照らされる大野亀

東の空が明るくなるにつれ、大野亀にも少しずつ朝日が差し込み、岩肌がゆっくりと赤く染まっていく。

ほんの数分で刻々と表情を変える景色を眺めていると、時間を忘れてしまうほど。昼間とはまったく違う、この時間だけの大野亀に出会える。

二ツ亀キャンプ場に設営されたテントとバイク

撤収の準備をしながら眺める景色もまた格別。観光客で賑わう日中とは対照的に、朝の二ツ亀にはゆったりとした時間が流れ、旅の始まりにふさわしい穏やかな時間を過ごせる。

キャンプをしない場合でも、すぐ隣にある二ツ亀ビューホテルに宿泊すれば、夕日から星空、そして朝焼けまで、この場所がもっとも美しい時間帯を存分に楽しめる。

このモデルコースでは、二ツ亀で一夜を過ごすこと自体が旅の大きな魅力のひとつ。昼間に立ち寄るだけでは出会えない景色が、きっと心に残るはずだ。

大野亀|朝の静かな時間帯にまったり散策
大野亀とトビシマカンゾウ

二ツ亀を出発したら、南下を始める前にもう一度大野亀へ立ち寄ろう。

朝の大野亀は、前日に見た夕暮れ時とはまったく違う表情を見せてくれる。空気が澄み渡り、朝日を浴びた草原は鮮やかな緑に輝く。

トビシマカンゾウの黄色と青空のコントラストも美しく、写真を撮るなら朝の順光がおすすめだ。

さらに、この時間帯は観光バスが到着する前なので、人も少なく静かな散策を楽しめるのも大きな魅力。

聞こえてくるのは風に揺れる草の音や鳥のさえずりくらいで、佐渡島らしい穏やかな時間が流れている。

実は、このモデルコースで二ツ亀に宿泊する理由のひとつが、この朝の大野亀を訪れること。

昼間に立ち寄るだけでも十分美しい場所だが、一夜を過ごして朝の静かな表情まで楽しめば、その魅力をより深く感じられるはずだ。

鮨 長三郎|佐渡の海の幸を味わう名店
鮨 長三郎の外観

大野亀を後にして東海岸を南下し、昼食に合わせて立ち寄りたいのが鮨 長三郎。佐渡を代表するご当地グルメのひとつ、ブリカツ丼を味わえる人気店だ。

鮨 長三郎のブリカツ丼

佐渡近海で水揚げされた新鮮なぶりを贅沢にカツに仕上げた一杯は、外はサクッと香ばしく、中はふっくらとした食感。

この店は名前の通り本格的な寿司屋なので、旬の地魚を使った握りを楽しむのもおすすめ。佐渡は豊かな漁場に囲まれており、島ならではの新鮮な魚介を味わえるのも大きな魅力だ。

また、地元ではラーメンの評判も高く、寿司屋ながら幅広いメニューで親しまれているのも面白いところ。

大野亀で朝の絶景を楽しんだ後、ゆっくり昼食時間に合わせて訪れるプランに組み込みたい一軒だ。

姫崎灯台|海を見守る白亜の灯台
姫崎灯台

姫崎灯台は、佐渡島北東部の岬に建つ白亜の灯台。明治時代から日本海を航行する船の安全を静かに見守り続けている。

現存する日本最古の鉄造りの灯台で、その歴史的・文化的価値を認められ、世界灯台100選にも選ばれている、佐渡を代表する灯台のひとつ。

灯台のすぐそばには、個人が整備したとは思えないほど美しい庭園が広がり、季節の草花を眺めながら自由に散策できる。

また隣には無料で利用できる姫崎キャンプ場もあり、東海岸を巡る旅の休憩や宿泊地として立ち寄るのもおすすめだ。

岩首昇竜棚田|日本海を望む絶景棚田
岩首昇竜棚田

岩首昇竜棚田は、急斜面に大小さまざまな田んぼが幾重にも連なる、佐渡島を代表する棚田のひとつ。

その名の通り、山肌を駆け上がる龍のように見えることから”昇竜棚田”と呼ばれ、日本海を見下ろす雄大な景観が魅力となっている。

田植え直後の水張りシーズンは、朝日を反射して幻想的な景色が広がるが、日中でも青々と育った稲と佐渡ブルーの海が織りなす爽やかな風景が広がる。

棚田へ向かう道は、実際に農作業で使われている細い農道を走ることになり、車一台が通れるほどの幅しかない場所も多い。

対向車や農作業中の車両とすれ違う際は無理をせず、最優先で道を譲ろう。農家の方々の営みがあってこそ守られている景観だからこそ、マナーを守って訪れたい。

素浜キャンプ場|充実した設備と抜群のロケーション
素浜キャンプ場に設営されたテント

2日目の宿泊地は、小木エリアの観光拠点として便利な素浜キャンプ場。少し早めにチェックインして、先に設営を済ませて身軽になっておこう。

このキャンプ場で特に印象に残ったのが、管理人さんの人柄。とても親切に対応していただき、初めて訪れても安心して利用できる雰囲気だった。

さらに設備の充実度も非常に高く、炊事場や温水シャワーに加え、冷蔵庫や充電コンセントが追加料金なしで利用できる。

素浜キャンプ場から眺める夕陽

そして、なんといってもこの抜群のロケーション。高台にあるサイトからは素浜海水浴場を一望でき、夕方には日本海へ沈む夕日が目の前に広がる。

このプランでは日程が限られているので、万畳敷を優先したが、このサイトからお酒を片手に夕陽を眺めるのもおすすめ。

宿根木|風情ある町並みを散策
宿根木の三角家

宿根木は、江戸時代から明治時代にかけて北前船の寄港地として栄えた集落で、現在も当時の町並みが色濃く残る国の重要伝統的建造物群保存地区。

船大工の高い技術によって建てられた家々が軒を連ね、佐渡の歴史と文化を肌で感じられる貴重な場所だ。

宿根木の細い路地

集落の中へ足を踏み入れると、人ひとりがようやく通れるほどの細い路地が縦横に入り組み、まるで迷路のような雰囲気。

石畳や板塀、歴史ある木造家屋が続く風景は歩くだけでも楽しく、路地を曲がるたびに新しい景色と出会える。

宿根木自体は比較的コンパクトなので、散策を終えたら入浴や買い出しを済ませ、夕暮れの時間に合わせて先に用事を済ませておくとスムーズ。

万畳敷|絶景夕陽リフレクション
海に沈む夕陽と万畳敷に反射するマジックアワー

万畳敷は、海底だった岩盤が地殻変動によって隆起してできた隆起波食台が広がる、佐渡島屈指の夕景スポット。

平らな岩盤が海へ向かってどこまでも続く独特の景観は、長い年月をかけて自然が生み出した壮大な地形だ。穏やかな日には岩盤のくぼみに海水が残り、夕日に染まる空が鏡のように映り込む。

水面に空が映り込む光景から、「佐渡のウユニ塩湖」とも称されることがある。多くの写真愛好家が夕暮れを狙って訪れる人気スポットとなっている。

万畳敷の沈む夕陽、手前には斑模様の海底が広がる

太陽が水平線へ沈み始めると、空はオレンジから紫へとゆっくり色を変え、静かな海面にも同じグラデーションが広がっていく。

足元には水面越しに浮かび上がる岩肌の模様、遠くには真っ赤な夕日。時間とともに刻々と表情を変える景色は、ただ眺めているだけで時間を忘れてしまうほど美しい。

マジックアワーを背景にシルエットになるバイク

日没後のマジックアワーも見逃せない。夕焼けの余韻が残る空を背景に愛車のシルエットを収めれば、佐渡島ツーリングを象徴する一枚になるはずだ。

旅の締めくくりにふさわしい、心に深く残る夕景がここには待っている。夕景を満喫したら、素浜キャンプ場へ戻って一日を締めくくろう。

素浜キャンプ場に広がる星空

日が暮れたあとは満天の星空が広がり、海辺の静かなキャンプ場で過ごす夜もまた、このモデルコースならではの楽しみだ。

3日目|サドイチを達成、佐渡の歴史を巡る

3日目は、素浜キャンプ場をチェックアウトする前に、朝一番で矢島・経島へ向かう。

名物のたらい舟は佐渡でも特に人気の高いアクティビティで、時間帯によっては長時間待つことも少なくない。そのため、比較的空いている朝の時間帯に体験してからキャンプ場へ戻り、撤収する流れがおすすめだ。

その後は沢崎鼻灯台へ立ち寄り、ここまで走ってきた海岸線をつなげることで、佐渡島を一周する「サドイチ」を達成。

午後からは、これまであえて後半に残しておいた相川エリアへ向かう。佐渡の繁栄を支えた金山をはじめ、産業遺産や歴史的建造物を巡りながら、自然景観とはひと味違う佐渡の歴史や文化に触れていく。

その後は島の中央部を経由して両津港方面へ戻り、トキの森公園や佐渡ならではの郷土グルメを楽しんでから、夕方便で本州へ帰る。

絶景の海岸線を巡るツーリングから、佐渡の歴史や文化、そして島を代表するトキまで、2泊3日でも佐渡の魅力をぎゅっと詰め込んだ一日となる。

矢島・経島|たらい舟体験
矢島・経島のたらい舟体験

矢島・経島は、佐渡を代表する伝統体験であるたらい舟を楽しめる人気スポット。

たらい舟は非常に人気が高く、時間帯によっては長い待ち時間が発生することも珍しくない。朝8時の運航開始に合わせて訪れることで、比較的空いている時間帯にゆったりと体験できるようにしている。

矢島・経島の海中透視たらい舟

矢島・経島のたらい舟には船底をのぞける透明な「のぞき穴」が設けられており、透き通った海の中を真下に眺められるのも、この場所ならではの魅力だ。

もともとはサザエやアワビを採るため、入り組んだ岩礁帯でも小回りが利くように使われていた漁具が始まりで、現在は佐渡を象徴する観光文化として親しまれている。

たらい舟を操る船頭の後ろ姿

船頭さんが一本の櫂を巧みに操り、ゆっくりと海上を進むたらい舟は、普通の遊覧船とはひと味違う穏やかな時間が流れる。

透明度の高い海をのぞき込みながら、静かな入り江を巡る体験は、佐渡ならではの思い出になるはずだ。

沢崎鼻灯台|断崖の先に佇む白亜の灯台
沢崎鼻灯台

沢崎鼻灯台は、佐渡島南端近くの沢崎鼻に建つ白亜の灯台。切り立った断崖の先端に位置し、日本海を望む雄大な景色とともに、航行する船の安全を見守り続けている。

灯台の手前には小さな広場が整備されており、白い灯台と愛車を並べて写真を撮れるのも魅力のひとつ。

特にバイクや自転車で旅をする人に人気があり、ツーリングの記念撮影スポットとしても親しまれている。

観光施設はほとんどない静かな場所だが、その分、潮風や波音を感じながらゆっくりと景色を楽しめる。

素浜キャンプ場|朝はのんびり撤収
素浜キャンプ場での撤収風景

素浜キャンプ場のテントサイトは、チェックイン・アウトともに12時。朝から慌ただしく撤収する必要がないため、時間に追われずゆったりと過ごせるのが魅力。

朝一番に矢島・経島でたらい舟を楽しんだあと、沢崎鼻灯台を経由してから一度キャンプ場へ戻って撤収する流れ。

荷物をまとめながら穏やかな海を眺めたり、潮風を感じながらのんびり過ごしたりと、旅に少し余白をつくれるのもこのプランならではのポイント。

観光地を効率よく巡ることも大切だが、佐渡島の魅力は、こうした穏やかな時間の流れにもある。

長浜荘|迫力満点の爆盛り海鮮丼
佐渡島の長浜荘

長浜荘は、佐渡を代表する海鮮丼の超人気店。新鮮な魚介を贅沢に盛り付けた豪快な海鮮丼が名物で、丼から今にもこぼれ落ちそうなほど盛られた具材の迫力から、SNSでもたびたび話題になる有名店だ。

佐渡近海で獲れた旬の魚介を中心に、色とりどりの刺身が山のように盛り付けられた一杯は、見た目だけでなく味も抜群。

豊かな漁場に囲まれた佐渡ならではの、新鮮な海の幸を思う存分味わえる。

ただし、その人気の高さから昼時には多くの人が訪れ、混雑することも珍しくない。開店時間の11時より少し前に到着するよう調整しておくと、待ち時間を抑えてスムーズに昼食を楽しめる。

大間港跡|時が止まったような廃港跡
大間港跡のクレーン台座

大間港跡は、明治時代中期に佐渡金山の発展を支える物流拠点として築かれた港。

鉱石や石炭、資材などの搬入出が行われ、相川エリアの産業を陰で支え続けた歴史を持つ。役目を終えた現在も、港には当時の構造物が数多く残されている。

クレーン台座やローダー橋脚などが点在し、コンクリートが普及する以前に用いられた「たたき工法」による護岸や堤防も見どころのひとつ。

異なる色の石を積み重ねた独特の風合いからは、近代土木の面影を感じることができる。

大間港跡のローダー橋脚

海沿いに並ぶローダー橋脚は、長い年月を経て朽ちつつありながらも、今なお力強くその姿を残している。

佐渡ブルーの海を背景に眺める産業遺構はどこかノスタルジックな雰囲気が漂い、これから訪れる佐渡金山への期待をより一層高めてくれるスポットだ。

史跡 佐渡金山|世界遺産の歴史スポット
佐渡金山の坑道

佐渡金山は、江戸時代から約400年にわたって金や銀を産出し、日本の発展を支えた国内最大級の鉱山遺跡。

2024年には世界文化遺産に登録され、佐渡を代表する歴史スポットとして多くの観光客が訪れている。

佐渡金山の動く人形

見学では、実際に掘られた坑道を歩きながら、当時の採掘作業を再現した人形や展示を通して、江戸時代から近代まで続いた鉱山の歴史を学ぶことができる。

ひんやりとした坑道内は独特の空気に包まれ、当時の過酷な採掘の様子を臨場感たっぷりに感じられるのも魅力だ。

道遊の割戸

また、山をV字型に大胆に掘り割った「道遊の割戸」は必見。間近で見るとそのスケールに圧倒され、人の手で掘り進められたとは思えない迫力を体感できる。

見学には展示施設も含めて90分前後を見込んでおくと安心。このモデルコースでも、時間に余裕を持って予定を組み、佐渡の歴史をじっくり味わいたいスポットだ。

北沢浮遊選鉱場跡|ラピュタを彷彿とさせる鉱山遺跡
北沢浮遊選鉱場跡

北沢浮遊選鉱場跡は、昭和15年(1940年)に完成した東洋一の浮遊選鉱場と称される巨大な鉱石処理施設跡。

役目を終えたコンクリート遺構を植物が覆い尽くした姿は、天空の城ラピュタを彷彿とさせる幻想的な景観として、多くの観光客を魅了している。

直径約50mの円形シックナー

直径約50mの円形施設であるシックナーは、古代ローマのコロッセオを思わせる壮大な存在感が印象的。

当時の産業技術のスケールを肌で感じられる見どころのひとつだ。各施設は徒歩で回れて、料金も無料なので気軽に見学できるスポットなのも魅力。

佐渡金山とあわせて巡れば、採掘から選鉱までの歴史をより深く感じられるはずだ。

旧相川拘置支所|佐渡の歴史を伝える監獄跡
旧相川拘置支所の蔦に覆われた外観

旧相川拘置支所は、昭和期まで実際に使用されていた拘置施設を一般公開している歴史スポット。

独居房や取調室などが当時の姿のまま保存されており、佐渡金山とともに歩んだ相川の歴史を今に伝えている。

館内は、見学者自身が丸落とし式の錠前を回して解錠し、扉を開けて入る珍しいスタイル。一歩足を踏み入れると、静まり返った空間が広がり、独特の緊張感に包まれる。

旧相川拘置支所の独居房

一番のハイライトは、独居房へと続く通路。高い天窓から差し込む柔らかな自然光が薄暗い建物内を照らし、どこか幻想的な雰囲気を演出している。

歴史を感じる重厚な空間と光のコントラストは、思わず足を止めて見入ってしまう美しさだ。

建物内には照明はなく、夕方以降はかなり薄暗い印象になるため、見学するなら昼間の明るい時間帯がおすすめ。

トキの森公園|トキと出会える保護施設

トキの森公園は、国の特別天然記念物であり、佐渡のシンボルでもあるトキを間近で観察できる保護・展示施設。

野生復帰の取り組みやトキの生態について学ぶことができ、佐渡を訪れたら一度は立ち寄りたい定番スポットとして親しまれている。

実はぼくの佐渡島ツーリング旅では、「どこかで野生のトキに出会えるかもしれない」と期待して島内を巡ったものの、最後までその姿を見ることはできなかった。

もしこれまでの旅程で出会えていなければ、トキの森公園に会いに行くのがお勧め。佐渡を代表する生き物に触れることで、島の自然や保護活動への理解もより深まるはずだ。

きっちんよろこんで|新鮮な地魚刺身定食
きっちんよろこんでの外観

小木港近くにある食事処で、佐渡近海で水揚げされた新鮮な地魚をリーズナブルに味わえる人気のお店。

店の周辺では人懐っこい猫たちがのんびり過ごしていることもあり、食事の前後に癒やされるのもこのお店ならではの魅力。

きっちんよろこんでの地魚刺身定食

舟盛り地魚刺身定食は、その日仕入れた魚を中心に盛り付けられており、佐渡ならではの旬の味覚を堪能できる。

港町らしい穏やかな雰囲気の中で、旅のひと休みにぴったりの時間を過ごせる。両津港からもアクセスしやすく、フェリーの乗船前後にもちょうどよい立地。

佐渡で美味しい海鮮を味わいたいなら、ぜひ立ち寄っておきたい一軒だ。

両津港|佐渡を離れ、本州へ帰還
下船を待つライダーの列

4泊5日にわたる佐渡島ツーリングも、いよいよフィナーレ。両津港からフェリーに乗り込み、本州へ向けて帰路につく。

下船の合図とともに、一斉に走り出すバイクや車を見ると「旅が終わったんだな」と実感する瞬間。

島を一周してきた達成感と、美しい海岸線や絶景の数々を思い返しながらアクセルを開ける時間も、佐渡ツーリングの大切な思い出のひとつだ。

このモデルコースなら、佐渡を代表する絶景やグルメを無理なく巡ることができる。ぜひ旅の計画に役立てて、思い出に残る佐渡島ツーリングを楽しんでほしい。

佐渡島へのアクセス|フェリー予約方法と料金

佐渡汽船の車両待機所に並ぶ列

ここからは佐渡島へのアクセス方法を詳しく解説。発着港や乗船する船の種類の違いについては、実際に乗船までの流れを実体験をもとに紹介していく。

佐渡島へ渡るフェリー航路は2つ

佐渡島行きフェリーの船上

佐渡島へ渡るフェリーは、「直江津港〜小木港」と「新潟港〜両津港」の2航路。以前は寺泊港からの航路もあったが、現在は廃止されている。

関西からなら直江津港、関東からなら新潟港がアクセスしやすい。航路によって所要時間や運賃は異なるため、最新の料金・時刻表を確認しよう。

フェリーには「ジェットフォイル」と「カーフェリー」の2種類がある。ジェットフォイルは新潟〜両津航路のみで運航し、所要時間が短く便数も多い反面、料金はカーフェリーの倍以上。短期間の旅行や車両を持ち込まない人に向いている。

一方のカーフェリーは運賃が安く、車やバイク、自転車をそのまま運べるのが魅力。「直江津〜小木航路」はこちらのみの運航で、1日2便と本数は少ない。

ぼくは関西からの出発だったため、素直に直江津港を利用した。旅程に余裕があれば、本州の日本海沿いを観光しながら新潟港から渡り、帰りは直江津港へ抜けるルートも面白い。

車・バイクで渡る場合の料金と注意点

車やバイクを持ち込む場合は、利用できるのはカーフェリーのみ。直江津港・新潟港のどちらからも乗船できるが、新潟〜両津航路の方が便数が多く、旅程を組みやすいのが特徴だ。

車両運賃は車体の長さやバイクの排気量によって変わる。普通車は運転者1名分の2等運賃が含まれているが、バイクはライダーの乗船運賃が別途必要になるため注意したい。

料金は時期によって変動するので、最新情報は公式サイトで確認するのがおすすめだ。

また、車やバイクは一般乗客よりも早く乗船が始まり、案内は出港の30〜40分前になることが多い。手続きや待機時間を考えると、遅くとも出港1時間前には港へ到着し、係員の案内に合わせてすぐ移動できるよう準備しておこう

フェリー予約方法と乗船までの流れ

フェリーの予約は基本的に公式サイトから行えばOK。事前に決済まで済ませておくとデジタルチケットが発行され、当日はきっぷ売り場へ立ち寄ることなく、そのまま乗船手続きができる。

ただし、すべての予約がインターネットに対応しているわけではない。キャンピングカーやサイドカー付き二輪車など一部車両は電話予約が必要なほか、10名以上の団体予約や上等級船室の予約も対象外となる。該当する場合は予約方法を事前に確認しておこう。

予約開始は乗船日の2か月前から。大型連休や夏休みは早い段階で満席になることもあるため、旅程が決まったら早めに予約しておきたい。

当日の流れは車両の有無で多少異なるものの、基本的には係員へデジタルチケットを提示するだけ。事前にマイページへログインしておくか、スクリーンショットを保存しておけば、乗船手続きもスムーズに進められる。

佐渡島ツーリングで気を付けたいこと

佐渡島はツーリングに最高のロケーションだが、離島ならではの注意点もいくつかある。どれも少し意識しておくだけで快適さや安心感が大きく変わるポイントばかり。

実際に4泊5日で島内を一周して感じた、出発前に知っておきたいことをまとめた。

フェリーは欠航リスクも考えて旅程を組もう

佐渡島ツーリングで最も気を付けたいのが、フェリーの欠航リスクだ。

年間を通して就航率は高いとされているものの、日本海は荒天時に風や波の影響を受けやすく、予約した便が予定どおり運航するとは限らない。

旅程には予備日を1日程度設けておけば、乗船便の変更にも柔軟に対応しやすい。

フェリーは乗船日の7日前までであれば、旅客は片道200円、車両も1台片道200円(運転者の2等運賃を含む)の手数料でキャンセルできる。

まずは旅程が決まった時点で予約を済ませ、一週間前になったら公式サイトの就欠航予報を確認して天候が悪化しそうなら、無理に決行せず日程を変更する判断も十分ありだ。

佐渡島最大の魅力は、どこまでも続く美しい海岸線と「佐渡ブルー」と呼ばれる透明度の高い海。その景色を存分に楽しむためにも、できるだけ天候が安定した日に訪れてほしい。

天気が変わりやすいので、雨具は必ず持ち歩こう

佐渡島は海に囲まれた離島らしく、海からの風の影響を受けやすいため天気が変わりやすい。晴れ予報でも一時的に雨雲が流れ込み、短時間だけ雨が降ることも珍しくない。

実際にぼくが訪れた時も、滞在中はずっと晴れ予報だったにもかかわらず、散策中に急な雨に降られたことがあった。油断して何も持たずに歩いていたため、少し濡れてしまったのを覚えている。

島内を観光するなら、折りたたみ傘をバッグにいれておくと安心。紫外線が強い季節は雨晴兼用の日傘があると日焼け対策にもなる。

モンベルのサンブロックアンブレラなら、紫外線対策もバッチリ。軽量で持ち運びしやすく、いつも旅の道具に必ず入っている一つだ。

サイクリングや登山などアクティブに楽しむ予定なら、両手が使えて行動しやすいレインウェアも用意しておきたい。

給油や買い出しは早めに済ませておこう

佐渡島の中心部である両津や佐和田周辺はスーパーやガソリンスタンドも多く、買い物や給油に困ることは少ない。

ただし、そこから離れて南北の海岸線へ進むと一気に選択肢が少なくなる。特に大野亀がある北部エリアは、スーパーやコンビニがほとんどないため注意が必要。

南部の小木周辺にもいくつか買い物できる場所はあるものの、決して選択肢が多いわけではない。キャンプの食材や飲み物などは、市街地を通過するタイミングで早めに購入しておくと安心だ。

ガソリンスタンドも島内各地に点在しているが、営業時間が短い店舗も多く、夕方以降は利用できないこともある。

「次のスタンドで給油しよう」と考えていると、思わぬタイミングで給油できないこともあるため、早めの給油を心がけたい。佐渡島は想像以上に大きく、長距離移動になる場面も多い。

今回ぼくはリトルカブFI(タンク容量3.4L)で、ほぼ満タンの状態から小木を出発し、時計回りに大野亀を経由して両津港へ戻るルートを走ったが、最後はガス欠寸前の状態だった。

特に小排気量バイクや航続距離の短い車両で走る場合は、必要に応じて1L程度の携行缶を用意しておくと、より安心だ。

佐渡島ツーリングで役立った持ち物

佐渡島ツーリングを楽しむ様子

今回はキャンプをしながら4泊5日で佐渡島をツーリングした。

ここでは、一般的な旅行用品ではなく、実際にこの旅で使って「持ってきてよかった」と感じたキャンプ・ツーリング用品を中心に紹介する。

テント

カレパン オンライン
¥40,990 (2026/08/13 12:42時点 | 楽天市場調べ)

佐渡島での滞在中はすべてキャンプ場泊。モンベルのステラリッジテントは、軽量コンパクトで持ち運びしやすい登山用でツーリングにも重宝している。

耐風性が高いので風が強い佐渡でも安心感があった。メッシュ箇所が少なく真夏だと蒸し暑いことで有名だが、6月は気候的にもちょうど良く問題なく過ごせた。

寝袋

6月はだいぶ暖かい気候にはなっているが、佐渡島の朝夕は意外と冷える。早朝だと10℃近くになることもあるので、暖かい寝袋も持っていった方が良い。

モンベルのダウンハガー800 #3は、快適温度5℃まで対応できる登山用寝袋。重量と携行性のバランスが良いのでツーリングにも最適。

ぼくはハーフレングスという下半身だけ中綿が入ったモデルを持っていき、上半身は化繊綿のジャケットを着用して荷物の軽量化を意識した。

マット

寝袋と組み合わせてマット。地面の凹凸を感じにくくするのと、地面の熱と冷気を遮断してくれるので、キャンプ泊には必須の道具の一つ。

ニーモのスイッチバックは、登山用のクローズドセル(折り畳み)では、サーマレストのZライトソルと人気を二分する代表的なモデル。

折り畳みは大きくて嵩張るけど、雑に外付けできるのが良い。

コンテナボックス

ツーリング仕様のカブにはお約束、通称ホムセン箱。鍵付きで雨にも強くて安価なので、とりあえずこれつけとけば間違い無いやつ。

ここにはテントや寝袋など、主にキャンプ道具を収納している。金具やフックをボルト固定して、ツーリングネットで荷物の外付けも可能にしている。

ザック

着替えは30Lの登山用ザックにひとまとめにし入れている。エクスペドのブラックアイスは完全防水なので、ザックカバーなしで雨濡れを防止できる。

バイクに乗っている間は背負わずに、リアボックスに固定して背もたれにしてる。設営・撤収時に背負えるので便利。

衣類

海沿いではひんやりとした風が吹く。日差しがあり暑い日でもバイクに乗っているとかなり風が冷たく感じるので、薄手のウインドシェルがあると便利。

パタゴニアのフーディニジャケットは、小さく折りたためて便利。胸ポケットに押し込めば収納袋もいらない。

LOCOMALL(ロコンド公式ストア)
¥34,100 (2026/08/13 12:40時点 | 楽天市場調べ)

防寒着として選んだのが、モンベルのEXライトサーマラップパーカ。薄手の化繊綿ジャケットで、水濡れにも強く、汚れても気軽に洗濯できる。

今回の旅では上半身側の寝袋として主に活用。気温が低い時間帯に半袖でバイクに乗ってると普通に寒いので、これとフーディニジャケットを重ね着してちょうどよかった。

それと地味に役立ったのが佐渡金山の観光のとき。坑道内の温度は10℃前後とかなり寒く、これを一枚羽織るだけでかなり快適になった。

まとめ

佐渡島は、美しい海岸線を走るツーリングの楽しさだけでなく、金山をはじめとする歴史や文化、豊かな海の幸まで一度に楽しめる島だ。

今回紹介したモデルコースでは、2泊3日でも佐渡を代表するスポットを効率よく巡りながら、島一周の「サドイチ」を楽しめるようにルートを組んでいる。

フェリーの時間や天候、給油・買い出しなど、離島ならではの注意点はあるものの、事前にポイントを押さえておけば、バイクならではの自由な旅を存分に楽しめる。

これから佐渡島ツーリングを計画しているなら、ぜひ今回のモデルコースを参考に、自分だけの旅程を組んでみてほしい。

▼ 実際の旅の様子はこちら

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