佐渡島ツーリング初日、小木港に到着。初めて足を踏み入れる佐渡島は天気にも恵まれ、朝から気分は上々だった。
ここから時計回りに島を一周する予定で、いくつか観光しながらランチへ向かう。ところが、目当てにしていた海鮮丼の人気店「長浜荘」がまさかの休業。

すっかり海鮮を食べるつもりになっていたので、ここで魚を諦めるわけにはいかない。
それならもう少し海岸沿いを走り、佐渡の中心市街地のひとつである佐和田方面へ向かうことにした。旅先では、予定通りにいかないことも少なくない。
今回もいきなり昼食の予定が崩れたけれど、こういうときに次の店を探しながら走るのも旅の楽しみのひとつ。そんな流れで訪れたのが「廻転寿司 佐渡弁慶」だった。

今回は一人旅で、しかもこの先の全日程を野営で過ごす予定。なるべく旅費は抑えたいところだった。とはいえ、せっかく佐渡まで来たのだから、一食くらい少し贅沢をしてもいいだろう。
佐渡には有名な回転寿司店がいくつかあるが、そのひとつとして知られているのがここ「廻転寿司 佐渡弁慶」。
開店から30分ほどで訪れたにもかかわらず、店内はすでに8割ほどの席が埋まっていた。平日の12時前でこの賑わい。入店した時点で、地元でも観光客にも人気の店なのだろうと期待が高まる。


まず注文したのはBセット。価格は1,540円。
中トロ、真いか、天然ぶり、あじ、白身、つぶ貝、甘えび、いくら、カニ味噌、穴子と、10貫が並ぶ。汁物は、あら汁と海老の頭の味噌汁から好きな方を選べる。
一貫ずつ味わってみると、どれも鮮度がよく、ネタの種類もバランスがいい。まず一皿で佐渡の海の幸をいろいろ楽しめるのが嬉しい。


回転寿司に来ると、つい頼んでしまうのがサーモン。今回も単品で追加する。せっかく佐渡に来たのだから、ここでは島の名物でもある佐渡サーモンを選んだ。
初夏が旬とされる佐渡サーモンは、この島で育てられるブランド銀鮭。肉厚で引き締まった身にほどよく脂がのり、噛むほどにじんわり旨みが広がっていく。
とろサーモンはまた違った味わいで、やわらかな食感と脂の甘みが印象的。サーモン好きとしては、こちらも外せない一皿だった。


そして佐渡の寿司なら、ぶりも食べておきたい。ぶりのたたき軍艦と天然ぶりの握りを注文してみた。
寒ぶりのような濃厚さとはまた違い、すっきりとした味わい。それでいて、噛めばしっかりとぶりの旨みを感じる。
旅先でその土地の魚を食べると、普段食べている寿司とは少し違った楽しみ方ができる。佐渡で食べるぶりというだけでも、なんだか特別に感じられた。

最後に頼んだのが、いろいろな魚の切り身などを合わせた「ばくだん軍艦」。こういうメニューは店によって中身が違うので、回転寿司で見つけるとつい頼んでしまう。
ところが、この日のばくだん軍艦には納豆が入っていた。納豆が少し苦手なので、これは完全に確認不足。とはいえ、旅先ではこういう小さな想定外も含めて面白い。
普段なら自分から選ばない組み合わせに出会えるのも、旅の食事ならではだと思う。なにより、佐渡に初めて上陸したその日に、この島の海の幸をしっかり味わえたことが嬉しかった。
予定していた海鮮丼には振られてしまったけれど、そのおかげで出会えた佐渡弁慶。佐渡島ツーリングの最初の昼食として、旅の記憶に残る一食になった。
廻転寿司 佐渡弁慶
住所:〒952-1307 新潟県佐渡市東大通833|地図
TEL:0259-52-3453
営業時間:11時〜21時
定休日:要確認
駐車場:あり
佐渡は海沿いを走りながら、気になる場所に立ち寄っていくだけでも十分に楽しめる島。今回のように食事の予定が変わっても、その場で次の目的地を探せるのも島旅の面白さのひとつだった。
実際にリトルカブで佐渡を一周して感じた、走りやすいルートや立ち寄りたいスポット、必要な日数などは「佐渡島ツーリング完全ガイド」にまとめている。


