佐渡島ツーリング二日目の晩御飯に選んだのが、松ヶ崎ヒストリーパークから車で10分ほどの場所にある食堂春日。この日の旅の様子は、こちらの前編にまとめている。

海鮮料理が続いていたこともあり、晩御飯は少しガッツリしたものが食べたかった。キャンプ場近くの温泉でひと風呂浴びたあと、休憩室でGoogleマップを眺めながら店を探していて見つけたのがここだった。

サンライズ城が浜からも歩いて1分ほど。風呂上がりに立ち寄るにもよさそうな場所だ。ちょうど開店時間に着いたので一番乗り。
店内にはまだ誰もおらず、本当に営業しているのか少し不安になりながら扉を開けると、奥から店主の元気な「いらっしゃいませ」が聞こえてきた。


店内はこじんまりとしていて、テーブル席と小上がりがいくつか。壁にはいろいろなものが飾られていて、どこか昔ながらの食堂らしい賑やかさがある。
店の奥には酒瓶がずらりと並び、食堂でありながら夜は居酒屋としても使われているようだ。
なかでも目を引いたのが、店内のあちこちに飾られた佐渡島の風景写真。店主はカメラが趣味らしく、一眼レフを持っていた僕を見て、佐渡の撮影スポットについていろいろと教えてくれた。

注文したのは、名物の「生カツ丼」。ご飯は大盛りにして1,100円だった。
見た目は新潟のソウルフードでもあるタレカツ丼によく似ている。ただ、よく見るとカツの上には大根おろしが乗り、その下にはオニオンスライス。
そして別添えになっているのが生卵だ。なるほど、「生カツ丼」という名前はここから来ているのか。


溶きほぐした卵を上からかけて、ようやく完成。揚げたての熱々のカツで卵に少し火が入り、ほんのり温かい状態で食べられる。
タレカツ丼と卵かけご飯を一緒に食べているような、不思議な味わい。オニオンスライスは辛味や苦味がなく、しゃきしゃきとした食感がいいアクセントになっている。
付け合わせの小鉢は、ブリを揚げて南蛮風に仕上げたもの。このあたりはその日の店主の気分で変わるらしく、こういうところにも食堂らしさを感じる。
食後は店主と佐渡島の話でしばらく盛り上がった。
このあとはキャンプ場に戻って寝るだけのつもりだったけれど、「今日は夕陽がきれいなはずだから、万畳敷に行ったほうがいい」と教えてくれた。
せっかくなので言われた通り向かってみることに。
この一言がきっかけで、とても素晴らしい夕景に出会うことができた。春日で食べた生カツ丼とともに、この夜の出来事も佐渡のいい思い出になった。
春日食堂
住所:〒952-0016 新潟県佐渡市春日1-88|地図
TEL:0259-23-3322
営業時間:17時半〜22時
定休日:要確認
駐車場:あり

