鹿児島・鹿屋のみなと食堂で味わう、錦江湾育ちのかのやカンパチ漬け丼定食

自転車日本一周の旅で屋久島に滞在したあと、フェリーで大隅半島へ渡った。山川港からフェリーなんきゅうに乗り、対岸の根占港へ。

目指していた雄川の滝は、当時ちょうど遊歩道の工事中で見ることができなかったが、次の目的地は鹿屋市。お目当ては、大好物のカンパチだ。実は、以前から立ち寄ろうと決めていた食堂があった。

前日の夜はすぐ近くの古江鉄道記念公園で野宿。廃線となった駅舎には畳敷きの休憩スペースがあり、24時間開放されていたので、雨の降る朝も営業開始までゆっくり過ごすことができた。

鹿屋市漁協直売所「みなと食堂」の建物外観

営業開始の時間になり、ようやくお目当てのお店へ。

やってきたのは、鹿屋市漁協直営の「みなと食堂」。漁協が運営する食堂だけあって、新鮮な魚介類をリーズナブルに味わえることで知られている。

鹿屋市がある大隅半島の東側には、豊かな海の幸に恵まれた錦江湾が広がっている。この海域はカンパチの養殖が盛んなことで知られ、鹿屋市では「かのやカンパチ」というブランド名で出荷されている。

「かのやカンパチ」は、天然の稚魚を錦江湾の生け簀で育てたブランド魚。潮の流れがある環境で育つことで身が引き締まり、ほどよく脂がのった上品な味わいが特徴だという。

鹿屋を訪れたなら、ぜひ味わってみたい地元の名産品だ。

みなと食堂のかんぱち漬け丼定食

今回注文したのは、看板メニューの「かんぱち漬け丼定食」。単品の漬け丼もあったが、せっかくなので定食を選び、ご飯はもちろん大盛りにした。

価格は当時の記録が残っていないものの、たしか1,000円ほどだったと記憶している。新鮮なカンパチを使った漬け丼を、この価格で楽しめるのはうれしい。

主役の漬け丼には、錦江湾で育った「かのやカンパチ」がたっぷり。特製の醤油だれに漬け込まれたカンパチは、見るからにおいしそうだ。

カンパチといえば、やっぱりあのプリッとした歯ごたえ。ほどよく脂ののった身は食べ応えがあり、醤油だれの味わいも相まって、ご飯がどんどん進む。

定食には漬け丼のほかに、カンパチの頭を使ったあら炊きと、カンパチのあらが入ったみそ汁が付いてくる。

あら炊きは、しっかりと味が染み込んだ濃いめの味付け。ほろほろとした身をほぐして口に運べば、これだけでもご飯が何杯も食べられそうだ。

普段は刺身や切り身で食べることが多いカンパチだけど、頭の周りにもおいしい身がたっぷり。骨の周りまで丁寧に味わいたくなる。

みそ汁にもカンパチのあらが入っていて、こちらも食べ応え十分。魚の旨みが溶け込んだ汁と、しっかり身の付いたあらを一緒に楽しめる。

漬け丼だけでも十分満足できそうなのに、あら炊きにみそ汁まで付いてくる。まさに頭から身まで、カンパチを余すことなく味わえる定食だった。

みなと食堂では、カンパチの漬け丼のほかにも、カンパチの刺身や炙り丼、煮つけなど、漁協直営ならではの魚料理が楽しめる。錦江湾産のヒメアマエビを使ったかき揚げも人気のメニューだ。

カンパチ好きにはたまらない、鹿屋市漁協直営のみなと食堂。

自転車で走り続ける旅の途中、楽しみにしていた一杯を味わえたのは、今でも印象に残っている。今回は定番の漬け丼定食をいただいたけれど、次に訪れる機会があれば、炙り丼やエビのかき揚げも食べてみたい。

鹿屋を訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみてほしい食堂だ。

INFORMATION

みなと食堂

住所:〒891-2321 鹿児島県鹿屋市古江町7440-3|地図
TEL:0994-46-3020
営業時間:11時~14時
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
駐車場:あり

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